野口啓代「まだ余裕がある。明日が楽しみ」予選後の選手コメント/リードW杯2019第6戦 印西大会

 リードW杯2019最終第6戦印西大会は26日に予選を行い、日本勢は男女とも9名が準決勝に進出。中でもこの大会で日本開催のW杯出場が最後となる見込みの野口啓代は、2本の予選ルートをいずれも完登する活躍をみせた。以下、予選を終えた選手たちのコメント一覧。

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野口啓代(女子首位タイ/準決勝進出)
「あっという間に予選が終わった感じ。まだ余裕があったので、明日の準決勝、決勝が楽しみ。先週の中国でのW杯で、初めて決勝のルートを完登することができて、自分は決勝でも完登できるんだとすごく自信になった。今回も良いペースで登れた。リードの課題の中でも慌てずに登れるようになったと思う。世界選手権が終わってから今シーズンどれだけ大会に出場するか悩んでいたが、最終戦が日本での開催だったので、印西で良い登りをして今シーズンを終えたいと思っている」


森秋彩(女子首位タイ/準決勝進出)
「自国開催なのでいい結果を残したいと思い、プレッシャーもあったが、とりあえず予選通過できて安心している。海外の壁よりも慣れている壁なので安定して登れたと思う。苦手なトウを使うことが多くて不安だったが、それ以外は判断をスムーズにできたのでよかった。トウは体幹を使うので、体幹トレーニングをしてきたことが活きたと思う。ルート2は中間部のポケットを取るところで迷ってしまい危なかったが、諦めずに粘れた。上部も思っていたムーブとは違ったが自分なりに攻略できた」


野中生萌(女子7位/準決勝進出)
「W杯での完登はこれが初めて。良い結果すぎて怖い。特別リードの練習をしてきたというわけではなく、自分でもよくわからない。ただ、いつもと違ったのは、しっかりと色んな選手の登りを見て、様々なムーブが出てくる中で自分にとってどれがベストのムーブかをしっかりと考えられたこと。それがうまく繋がったと思う。その場で迷ってしまうのはよくあることだが、今回は迷いがなかった。(負傷していた)肩はまったく問題ない。リハビリを強化しながら痛みもなくトレーニングができている」


伊藤ふたば(女子19位/準決勝進出)
「W杯で初めて競技順が1番で、ほとんどオンサイトに近い形で登るのはすごく緊張したが、1番目にしてはいいところまで登れたと思う。もう一つのルートも団子ポイントは抜けられていい登りができた。前回出場したクラーニでのW杯は準決勝で悔しい思いをしたので、オンサイトの練習を多くしてきた。動きも良くなってきたし、調子は悪くないと思う。準決勝で順位を落としてしまうことが多いので、今回は順位を落とさずさらに上げていきたい」


是永敬一郎(男子2位/準決勝進出)
「久しぶりのW杯で緊張したが、1本目を完登できたので2本目はリラックスして登れた。約2シーズンぶりのW杯で、まったく結果が出なかったら(選手を)辞めようかなと思っていた。(負傷した膝の調子は)今のところ大丈夫だが、疲れたりすると動きが悪くなるのでしっかりケアしたい。明日は久しぶりに決勝の舞台に戻りたい。日本での開催でもあるし、優勝したい。手応えはかなりあるので、明日は期待してください」


藤井快(男子5位/準決勝進出)
「1本目の調子が上がらず、自分の感覚とイメージのズレがここ最近、中国(でのW杯厦門大会)以降あったので、その修正がうまくいかなかった。2本目は色々とケアをしてもらい、うまくアプローチできて余力を残して完登することが出来たので、明日に向けて思っていたよりいいイメージで行けそう」


原田海(男子8位/準決勝進出)
「予選は通過できたが、両方完登できると思っていたのでそのイメージとの差や体の疲れがあり、すっきりしない。一昨日くらいに肩を怪我してしまい、調整も難しい。(現在2位の年間ランキングについては?)上位に入れればいいが、正直自分がどれくらい登れるかのイメージが湧かないので、やるしかないという感じ」


楢崎明智(男子21位/準決勝進出)
「正直あまりいい登りができなかったので絶対に予選通過できないと思ったが、(年間ランキング)上位の選手が出ていなかったことに救われた。明日はやれることをやるしかない。当落線上で通過することが多いのでいつも通りやればいいかなといった感じ。予選でうまくいかなかったので逆に吹っ切れたと思う」

CREDITS

取材・文 篠幸彦、編集部 / 写真 窪田亮

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