FEATURE 105

リード日本一決定戦を熱くする

第34回リードジャパンカップの注目選手たち[男子編]


3月26日~28日に千葉県印西市で開催される「第34回リードジャパンカップ」の注目選手たち男女各4名を紹介。彼ら8名が、2021年のリード日本一決定戦を熱くする。

※本記事では『第34回リードジャパンカップ公式大会プログラム』掲載内容に未収録分を追加してお届けします。

関連記事:第34回リードジャパンカップの注目選手たち[女子編]
 

西田 秀聖(にしだ・ひでまさ)
天理高等学校 / 18歳

 

 
2019年にW杯第3戦を制した若手実力者。苦手のボルダリング強化に励むなど、伸びしろは十分。高校を卒業した今春、目指すは初の国内王者に輝いた前回大会に続く2連覇だ。
 
①リードにおける自身の強み
自身で強いと言える部分が見当たらないので、自信を持ってそう言えるところを少しでも多くあげられるように強化模索している所です。
 
②今大会に向けたトレーニング状況
ボルダリング能力の改善強化のため苦手傾向のある課題に取り組んできていますが、まだまだ納得のいくレベルまで到達できていないので、ボルダリング能力の改善をより重点的に強化しています。
 
③今大会の目標、意気込み
挑戦者として参加させていただいた前回大会を経て、今回は注目選手として取り上げていただきましたが、自分は挑戦者という気持ちを忘れずに一手でも高く登れるよう頑張りたいと思います。
 

樋口 純裕(ひぐち・まさひろ)
佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟 / 28歳

 

 
長年日本代表として活躍し、W杯表彰台経験もあるベテラン。昨年末の第3回コンバインドジャパンカップ決勝では数少ないリードの完登者となるなど、まだまだ衰えは見えない。
 
①リードにおける自身の強み
持久力はあるほうですが、純粋な持久力はリード専門の若い世代と比較した時に少し劣るかもしれません。ただそれを補って余るだけの我慢強さと立て直しの上手さがいまの自分にはあります。肘が上がりだしてからでも持ち堪えて手数を伸ばしていける能力はあると思います。前腕がシビアな状態からでも「アイツなかなか落ちてこねーな」と思ってもらえるくらい粘って高度を稼いでいきたいです。
 
②今大会に向けたトレーニング状況
週5ほどの練習頻度で、いまはほとんどがリードのトレーニングです。ただ、リードばかりやっていると瞬間的なパワーの出し方を体が忘れてしまうので、週に1回は「B-PUMP荻窪」などのボルダリングジムで登ることもあります。仕事もあるので1回の時間は限られますが、そこは職場が職場なので、自分でホールドの付け外しをしたりルートを作ったりして好き勝手やらせてもらっている(笑)ので不足はないと思います。(樋口選手はクライミングジムに勤務)
 
③今大会の目標、意気込み
もちろん優勝です。リード専門選手の増加や、五輪の競技となったこともあり、リードに取り組む選手が増えました。また、W杯で表彰台に乗る選手が日本からも出てくるなど、ここ数年で大きくレベルが引き上げられた現代の日本のリードコンペシーンですが、そうした中でも勝てる実力を持つ選手であることを証明したいです。
 

高田 知尭(たかた・ともあき)
鳥取県山岳・スポーツクライミング協会 / 26歳

 

 
2020年に行われた日本代表選手による大会「Top of the Top」では、圧巻のパフォーマンスでリード、ボルダリングの2冠を達成。今大会でも上位入賞の期待がかかる。
 
①リードにおける自身の強み
強みかどうかはわかりませんが、いい登りだった時は粘りのある登りをできている時だと自分では思うので、そういうクライミングをしたいです。
 
②今大会に向けたトレーニング状況
藤井(快)さんや樋口(純裕)さんをはじめ、仲良くしてもらっているクライマーの皆さんとリード(壁のある)ジムに行っています。状態の良さは蓋を開けてみないとわからない部分がありますが、いい状態だと嬉しいなと思います。
 
③今大会の目標、意気込み
上を目指して精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします。そろそろ皆さんに認めていただけるような成績を出したいなぁと思っています(笑)。
 

清水 裕登(しみず・ひろと)
愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟 / 25歳

 

 
国内屈指のルーター。2019年のリードW杯印西大会で日本男子5人目の優勝を果たす。第3回コンバインドジャパンカップでも予選、決勝を両完登し、その実力を見せつけた。
 
①リードにおける自身の強み
持久力はあまり意識したことがなかったのですが、近年は持久力があると言われ、そこが強みだと認識しています。
 
②今大会に向けたトレーニング状況
週4日、内1日はボルダーのトレーニングをしています。ここ最近はリードのトレーニングだけでなく、ボルダーの大きい動きや強度の高い動きも積極的に取り入れ、リードでもその動きが出せるよう意識し始めたところ、リードの動きも良くなりました。
ボルダーも取り入れながら、リードでの登り込みや強度の高いインターバルトレーニングをするつもりでしたが、腰の痛みであまりトレーニングができていない状況が続いています。痛みが軽い日に高グレードをトライし、強度の高いルートの対応力や感覚を鈍らせないようにしています。
ボルダー要素のある動きなどが苦手だと感じていましたが、ここ最近は少し対応できていると感じていますし、スキル、身体的、精神的にもこれまでより強くなったと感じます。しかしトレーニングでの追い込みや満足のいく練習ができていないので、そのことについてのストレスは高く、やはり身体の仕上がりは最高とは言い切れません。
 
③今大会の目標、意気込み
腰の痛みが強くなる前は、かなり調子も良く優勝を狙っていける自信はありました。現状ではファイナルに残ることが目標です。故障の影響で自分が納得のいく登りができないかもしれませんが、いま出せる力と経験を活かし、上位に入れるよう、全力で頑張ります。
 
「第34回リードジャパンカップ」大会特設サイト

CREDITS

取材・文 編集部/ 写真 窪田亮 / 協力 JMSCA

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