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28年ロス五輪はボルダー、リード、スピードをそれぞれ単種目で実施
国際オリンピック委員会(IOC)は9日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、2028年ロサンゼルス五輪でスポーツクライミングはボルダー、リード、スピードをそれぞれ男女ごとに単種目として行うことを決めた。
国際スポーツクライミング連盟(IFSC)の声明によれば、スポーツクライミングの出場枠は合計76人(男子38人、女子38人)。出場枠の具体的な割り当ては1人の選手が複数種目に出場する可能性も含めて今後決定されるという。
クライミング界では長年、五輪でも3種目をそれぞれ単種目として実施することが望ましいという声が多かった。IFSCのマルコ・スコラリス会長は「五輪への道のりが始まった当初から、私たちは常に選手たちが3種目で金メダルを獲得するという目標を掲げてきました。それぞれの種目には独自の強みがあります。LA28では皆さまがその強みを実感いただけるはずです。多くの人々の素晴らしい協力のおかげで、この歴史の節目を迎えることができました。LA28はクライミングにとってこれまで以上に大きな祭典となるでしょう」とコメントしている。
五輪でのスポーツクライミングはロサンゼルス大会で3回連続3回目の実施。実施種目は東京大会では3種目複合、パリ大会ではボルダー&リード(複合)とスピードに分かれていた。ロサンゼルス大会では過去2大会の「追加競技」から「正式競技」に昇格することがすでに発表されている。
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文 編集部 / 写真 © Drapella/Virt/IFSC
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