安楽が圧巻の全完登で99.9点 首位で決勝に進出【ボルダージャパンカップ2025】
2日午前、ボルダージャパンカップ(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)の男子準決勝が行われ、パリ五輪銀メダリストの安楽宙斗が圧巻の登りで99.9点を獲得し首位で決勝に進出した。
安楽は全4課題を完登。一撃を3度記録し、いずれも正確かつ高速に登り切った。ミスは第2課題での1アテンプト分のみで、減点を0.1点にとどめて100点満点中99.9点に達した。
予選1位だった山口賢人も99.8点と好パフォーマンスを維持。安楽と並び予選2位タイだった杉本侑翼も99.6点で山口に次ぐ3位につけた。全課題を攻略したのは安楽、山口、杉本の3人だった。
4位は佐野大輝、5位は楢崎智亜、6位は藤脇祐二、7位は杉本怜、8位は土肥圭太で、以上の8人が決勝行きの切符を手にした。これが最後のボルダージャパンカップ出場であることを明かしている33歳のベテラン・杉本は第1、第2課題で未完登も第3、第4課題を気迫のクライミングで登り切り、会場の大歓声に応えた。男子決勝はきょう16時45分からスタートする。
<準決勝リザルト>
1位:安楽 宙斗(JSOL)/99.9pt
2位:山口 賢人(大阪府山岳連盟)/99.8pt
3位:杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)/99.6pt
4位:佐野 大輝(Dボル・大器グループ)/84.1pt
5位:楢崎 智亜(無所属)/69.5pt
6位:藤脇 祐二(大阪府山岳連盟)/68.9pt
7位:杉本 怜(北海道山岳・スポーツクライミング連盟)/68.6pt
8位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/59.6pt
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9位:川又 玲瑛(B-PUMP)/59.3pt
10位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/54pt
11位:藤井 快(無所属)/49.9pt
12位:天笠 颯太(東洋染工)/49.5pt
13位:吉田 智音(摂南大学)/44.7pt
14位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/38.9pt
15位:百合草 碧皇(早稲田大学)/34.8pt
16位:鈴木 音生(静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)/34.7pt
17位:鷹見 真洋(東京都山岳連盟)/29.1pt
18位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)/19.8pt
19位:齋藤 正樹(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/19.5pt
20位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/9.5pt
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CREDITS
取材・文 編集部 / 写真 窪田亮