森秋彩「成長を感じられた」【ボルダージャパンカップ2025|予選後の選手コメント】
1日に行われたボルダージャパンカップ(以下BJC)の女子予選は、松藤藍夢が124.8点を獲得して1位に立った。以下、それぞれの競技を終えた選手たちのコメント一覧。
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松藤藍夢(予選1位)
「去年は決勝であまりいい登りができなかったので、今年こそ決勝でいい登りがしたい。今はケガしない体づくりをしていて、パワーがあまりないのでウエイトトレーニングも取り入れている。今までは小さなミスが多かったけど、きょうはミスが少なく全体的に安定感があったと思う。ボルダーW杯は前半の3戦は出場が内定しているので少し気は楽だが、BJCという舞台で優勝したいので、明日も頑張りたい」
中村真緒(予選3位)
「人生で初めてのBJC1番手だったけれど、横で登っていた(男子の安楽)宙斗が冷静に登るタイプなので、それに引っ張ってもらって私も焦らず冷静に登ることができた。アテンプトがかかってしまった部分もあったが予選を通過できると思うので一安心。去年は課題に恵まれて優勝できたと感じている部分が大きい。あまり2連覇ということを考えず、挑戦者として明日も頑張っていきたい」
野中生萌(予選4位)
「(5課題目のみ完登を逃したが)会場の気温が高く、手が滑(ぬめ)っていてずっと滑って落ちてしまった。手に汗をかきやすいので寒ければ寒いほど乾燥していい。温度を調整する面でのコンディションの整え方など、できることをして準決勝、決勝と駒を進められたら」
森秋彩(予選6位)
「オフシーズンが終わって最初の大会だったことや、風邪を引いてしまいしんどい状態だったのでかなり不安だった。脚力が必要な2課題目を何とか完登できたことで成長を感じられた。得意系だった5課題目は体勢を上げ過ぎてしまったので、明日は重心を下げて改善できたら。(筋トレにも取り組んでいると思うが?)いきなり筋力を付けていくのは難しい。まずは足の力を上に伝えていく動き、神経を通していく部分からやっている。2課題目で顕著に成長を感じられたので、これからも継続していきたい。準決勝は苦手な動きが多く出る傾向なので、オフシーズンにトレーニングしてきた成果を出し切りたい。応援よろしくお願いします」
関川愛音(予選7位)
「去年のアジア選手権が終わってから、他の選手の登りをたくさん研究したり、弱気にならず攻めて登れるように練習したりしていた。第4課題を登れなかったあと、気持ちを切り替えて5課題目を登れたのは成長かなと思う。W杯の前半3戦にすべて出るためには優勝が一番だと思うので、そこを目指している」
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CREDITS
取材・文 編集部 / 写真 窪田亮