安楽宙斗

安楽宙斗らが全完登 山口賢人が首位【ボルダージャパンカップ2025】

 スポーツクライミングの国内初戦であるボルダージャパンカップが1日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都世田谷区)で開幕した。予選が行われ、52人が出場した男子はパリ五輪銀メダリストの安楽宙斗ら4人が全5課題を完登し、124.6点の山口賢人が1位で準決勝に進出した。

予選競技の様子。男女同時に競技が行われた

 先頭を登る安楽は第1課題を最初のトライで完登。今大会から導入されたポイント制の新ルールに基づいて25点が与えられた。安楽はその後も安定したクライミングで5課題すべてを登り切った。5回フォールした分、0.1点ずつが減点され、125点中124.5点を獲得。暫定首位で予選競技を終えた。

1位通過した山口

 その後、第1課題から3連続フラッシュをマークした18番手の山口が安楽を0.1点差でかわし首位に浮上。最後まで1位を守った。杉本侑翼、川又玲瑛も全課題を完登した。一方、前回王者の緒方良行、世界ランキング3位の楢崎明智は1完登にとどまりポイントを伸ばせず、予選敗退を喫した。予選20位までによる準決勝は明日9時から女子と同時にスタートする。

全完登で2位タイ通過の杉本

全完登で4位通過の川又

<準決勝進出選手>

1位:山口 賢人(大阪府山岳連盟)/124.6pt
2位:安楽 宙斗(JSOL)/124.5pt
2位:杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)/124.5pt
4位:川又 玲瑛(B-PUMP)/124pt
5位:藤脇 祐二(大阪府山岳連盟)/109.1pt
6位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)/99.7pt
7位:鈴木 音生(静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)/94.5pt
8位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/94.4pt
9位:藤井 快(無所属)/94pt
10位:吉田 智音(摂南大学)/93.8pt
10位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/93.8pt
12位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/84.9pt
13位:齋藤 正樹(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/84.8pt
14位:楢崎 智亜(無所属)/84.7pt
15位:鷹見 真洋(東京都山岳連盟)/84.6pt
16位:杉本 怜(北海道山岳・スポーツクライミング連盟)/84.5pt
17位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/84.4pt
18位:佐野 大輝(Dボル・大器グループ)/79.6pt
19位:天笠 颯太(東洋染工)/79.4pt
19位:百合草 碧皇(早稲田大学)/79.4pt

※左から順位、氏名、所属先、獲得ポイント
※ポイントはゾーン到達で10点、完登で25点。各課題のポイント獲得までにフォールした回数×0.1点が減点
※予選20位までが準決勝に進出

「ボルダージャパンカップ2025」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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