年間表彰台に上がった(左から)ズルロニ、ワトソン、ワン

世界記録保持者のワトソンが年間1位 日本勢トップは2年連続10位の大政【スピードW杯2024|男子年間ランキング】

 4日に行われたクライミングW杯スピード第5戦を最後に2024シーズンのスピード全戦が終了し、W杯の年間ランキングも確定した。男子は米国の18歳、サミュエル・ワトソンが1位。日本勢最高は大政涼の10位だった。

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初の年間1位に輝いたワトソン

 ワトソンは第1戦で2度も世界記録を更新し2位に入ると、第2戦、第3戦は優勝して合計3185ポイントを獲得した。パリ五輪でも世界新記録を2度計測し、4秒74までタイムを縮めた。金メダルこそ逃したが、今年に入って大きなインパクトを残したスピードクライマーの1人だ。日本勢トップは2年連続でトップ10入りした22歳の大政。第3戦で惜しくも表彰台に届かず4位に終わったが、日本人初の4秒台となる4秒97をマークした。大政の他に5人の日本男子が年間ランキングに名を連ねた。

日本勢最高の10位に入った大政(右)

<W杯年間ランキング>

1位:サミュエル・ワトソン(USA)/3185
2位:マッテオ・ズルロニ(ITA)/2805
3位:ワン・シンシャン(CHN)/2650
4位:ルドヴィコ・フォッサリ(ITA)/2055
5位:エリク・ノヤ・カルドーナ(ESP)/1940
6位:アミル・マイムラトフ(KAZ)/1864
7位:ウー・ペン(CHN)/1495
8位:キロマル・カティビン(INA)/1380
9位:ロン・ジェングオ(CHN)/1376
10位:大政 涼(JPN)/1215
――――――
24位:谷井 和季(JPN)/676
35位:藤野 柊斗(JPN)/450
43位:安川 潤(JPN)/325
62位:上柿 銀大(JPN)/106
98位:田渕 幹規(JPN)/6

※左から順位、氏名、所属国、ポイント
※日本人選手は11位以下も掲載

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編集部 / 写真 © Kazushige Nakajima/IFSC

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