表彰台に上がった(左から)ナイル・メイニャン、ナタリア・グロスマン、オセアニア・マッケンジー

グロスマンが今季2勝目で年間首位タイに浮上 日本勢は松藤4位、中村6位【ボルダーW杯2024 第4戦プラハ大会】

 クライミングW杯ボルダー第4戦(チェコ・プラハ)の女子決勝が22日(日本時間23日)に行われ、米国のナタリア・グロスマンが今シーズン2度目の優勝を飾った。日本勢は2人が決勝を戦い、松藤藍夢が4位、中村真緒が6位だった。

 グロスマンは第1課題の完登に9アテンプトを要し、第2課題はゾーン獲得にとどまるも、第3、第4課題を連続完登。逆転で頂点に立った。予選からの全ラウンドで1位に立って優勝したグロスマンは、W杯年間ランキングでもヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)と並ぶ2000ポイントに達して首位タイに浮上。4年連続での年間1位に向けて好位置につけた。最終第5戦は10月2~6日のソウル大会で行われる。同大会ではスピード、リードの最終戦も実施される。

優勝したグロスマン

 日本の松藤と中村は、松藤が5位、中村が7位で予選を通過、準決勝はともに5位で決勝に進んだ。松藤は2完登3ゾーンで3位のオセアニア・マッケンジー(オーストラリア)と並んだが、完登に要したアテンプト数の差で及ばず。4位で惜しくもメダルに届かなかった。中村は0完登3ゾーンで6位に終わった。安楽が4位、楢崎が5位だった前日の男子決勝と同じく、日本勢はプラハの地で表彰台に上がることができなかった。

日本勢最高4位に入った松藤

<決勝リザルト>

1位:ナタリア・グロスマン(USA)/3T4z 17 18
2位:ナイル・メイニャン(FRA)/2T4z 8 11
3位:オセアニア・マッケンジー(AUS)/2T3z 8 6
4位:松藤 藍夢(JPN)/2T3z 10 14
5位:ゼリア・アベズー(FRA)/1T2z 1 10
6位:中村 真緒(JPN)/0T3z 0 8
――――――
15位:関川 愛音(JPN)※準決勝進出
37位:平野 夏海(JPN)
43位:石井 未来(JPN)

※左から順位、氏名、所属国、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

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編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC

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