第4課題を攻略できず、安楽はしゃがみ込んで悔しがった

安楽4位、楢崎5位 日本男子が今季初めてメダル逃す【ボルダーW杯2024 第4戦プラハ大会】

 クライミングW杯ボルダー第4戦(チェコ・プラハ)の男子決勝が21日(日本時間22日)に行われ、韓国のイ・ドヒョンが優勝した。安楽宙斗は4位、楢崎智亜は5位に終わり、日本男子はこの種目のW杯で今シーズン初めてメダル獲得を逃した。

決勝には多くの観客が集まった

 2グループに分かれた予選はグループAで4完登5ゾーンをマークした安楽宙斗が首位発進。安楽は準決勝も首位をキープ、2位には楢崎智亜がつけた。準決勝で全4課題を完登したのはこのパリ五輪代表2人だけだった。

決勝第1課題を完登した楢崎

 決勝は日本勢2人を含む5人が第1課題を完登するも、第2、第3課題は完登者ゼロ。最終第4課題は4人が連続して登り切るも、5番手の楢崎、最終6番手の安楽はまさかのゾーン止まり。第1戦から続いていた日本男子の連続優勝は途絶え、表彰台にも上がることはできず。悔しい結果に終わった。

表彰台には届かずも、互いの健闘を称え合った日本勢2人

<決勝リザルト>

1位:イ・ドヒョン(KOR)/2T4z 3 19
2位:マニュエル・コルニュ(FRA)/2T3z 5 10
3位:トビー・ロバーツ(GBR)/2T2z 6 2
4位:安楽 宙斗(JPN)/1T4z 1 9
5位:楢崎 智亜(JPN)/1T4z 4 10
6位:アダム・オンドラ(CZE)/1T3z 1 7
――――――
13位:通谷 律(JPN)※準決勝進出
14位:楢崎 明智(JPN)※準決勝進出
16位:藤脇 祐二(JPN)※準決勝進出
21位:山田 航大(JPN)
25位:緒方 良行(JPN)
27位:天笠 颯太(JPN)
31位:吉田 智音(JPN)

※左から順位、氏名、所属国、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

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編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC

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