ボルダー3連覇を達成した通谷律

日本が国別メダル獲得数で1位 金6個を含む13個のメダル【クライミングユース世界選手権2024】

 中国・貴陽でのIFSCクライミングユース世界選手権は8月31日に10日間の大会日程を終了した。日本代表は男女各種目各カテゴリーを通じて13個のメダルを獲得。中国と総数では並んだが、金メダル獲得数で6個の日本が同5個の中国を上回り国別メダル獲得数で1位に立った。

 日本はボルダーとリードで金3個ずつを手にした。金メダリストに輝いたのはU-20の通谷律(ボルダー)、杉本侑翼(リード)、U-18の長森晴(ボルダー)、藏敷慎人(リード)、U-16の濱田琉誠(ボルダー)、林有沙(リード)で、男子で5人、女子で1人が戴冠した。通谷は大会3連覇を達成、濱田はリードでも2位と好成績を収めた。銀メダルは2個、銅メダルは5個で、合計は13個。その内訳はボルダーで金3、銀1、銅2、リードも金3、銀1、銅2、スピードで銅1だった。

 国別2位は開催国の中国で、金5、銀5、銅3の合計13個。そのうち11個を得意のスピードで獲得した。3位のスロベニアは合計3個にとどまり、多くのメダルを日本と中国で得る格好となった(メダル獲得数はいずれも編集部調べ)。

<国別メダルランキング>

1位:日本/金6 銀2 銅5 = 合計13個
2位:中国/金5 銀5 銅3 = 合計13個
3位:スロベニア/金3 銀0 銅0 = 合計3個
4位:フランス/金2 銀0 銅0 = 合計2個
5位:韓国/金1 銀4 銅1 = 合計6個
6位:イタリア/金1 銀0 銅0 = 合計1個
7位:ウクライナ/金0 銀2 銅0 = 合計2個
8位:ドイツ/金0 銀1 銅1 = 合計2個
8位:オーストリア/金0 銀1 銅1 = 合計2個
10位:米国/金0 銀1 銅0 = 合計1個
10位:ポーランド/金0 銀1 銅0 = 合計1個
10位:ルーマニア/金0 銀1 銅0 = 合計1個
13位:スペイン/金0 銀0 銅2 = 合計2個
14位:ベルギー/金0 銀0 銅1 = 合計1個
14位:インドネシア/金0 銀0 銅1 = 合計1個
14位:スイス/金0 銀0 銅1 = 合計1個
14位:タイ/金0 銀0 銅1 = 合計1個
14位:ブルガリア/金0 銀0 銅1 = 合計1個

※編集部調べ

<日本人メダリスト>

【ボルダー】
▼金メダル
U-20男子:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
U-18男子:長森 晴(N高等学校)
U-16男子:濱田 琉誠(神奈川県山岳連盟)
▼銀メダル
U-18女子:村越 佳歩(茨城県山岳連盟)
▼銅メダル
U-16男子:仲田 和樹(神奈川県山岳連盟)
U-16女子:村上 和香(京都府山岳連盟)

【リード】
▼金メダル
U-20男子:杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)
U-18男子:藏敷 慎人(兵庫県山岳連盟)
U-16女子:林 有沙(石川県山岳・スポーツクライミング協会)
▼銀メダル
U-16男子:濱田 琉誠(神奈川県山岳連盟)
▼銅メダル
U-20男子:小俣 史温(日本体育大学)
U-18男子:船木 陽(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)

【スピード】
▼銅メダル
U-18男子:田渕 幹規(上宮高等学校)

CREDITS

編集部 / 写真 © Richard Aspland/IFSC

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top