優勝した長森晴(中央)

長森晴がU-18のボルダーを制する【クライミングユース世界選手権2024】

 中国・貴陽で開催中のIFSCクライミングユース世界選手権は27日、U-18の男女ボルダー決勝を行い、男子で日本の長森晴(はれる)が初優勝を飾った。

 長森は予選を7位、準決勝を4位で通過。決勝ではただ一人3完登をマークして昨年大会の3位を超える結果を残した。その他の日本勢は今年のユース日本選手権を制した本明佳も決勝に進出して6位、栗田瑛真は準決勝に進んで15位だった。

決勝で完登した長森

 女子は前回女王の村越佳歩、前回1つ下のカテゴリーで3位だった小田菜摘、スピードにも出場予定の小屋松恋、ユース日本選手権を優勝し大会初出場となった伊藤悠の日本勢4人が臨み、村越と小田が決勝に進出。村越は2完登で2位、小田は1完登で4位だった。優勝はすでにW杯での表彰台経験を持つジェニファー・エウカリア・バックリー(スロベニア)。予選から全課題を登り切る活躍で、今大会リードとの2冠を達成した。小屋松は9位、伊藤は10位だった。

U-18女子ボルダー表彰台。村越(左)が銀メダルを獲得、バックリー(中央)が大会2冠を達成した

<日本勢結果>

▼U-18男子ボルダー
1位:長森 晴(N高等学校)※決勝進出
6位:本明 佳(岩手県山岳・スポーツクライミング協会)※決勝進出
15位:栗田 瑛真(山形県山岳連盟)※準決勝進出

▼U-18女子ボルダー
2位:村越 佳歩(茨城県山岳連盟)※決勝進出
4位:小田 菜摘(大阪府山岳連盟)※決勝進出
9位:小屋松 恋(横浜隼人高等学校)※準決勝進出
10位:伊藤 悠(茨城県山岳連盟)※決勝進出

CREDITS

編集部 / 写真 © Richard Aspland/IFSC

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