金メダルを獲得した(左から)藏敷慎人、杉本侑翼。右は女子を制したスロベニア勢

杉本侑翼、藏敷慎人が男子リードで金メダルを獲得【クライミングユース世界選手権2024】

 22日に中国の貴陽で開幕したIFSCクライミングユース世界選手権は24日、U-20、U-18の男女リード決勝を行い、U-20男子で杉本侑翼が、U-18男子で藏敷慎人が優勝した。日本勢が最初の決勝開催日で2つの金メダルを手にした。

 U-20男子リードは小俣史温、和田樹怜が2ルートを完登して23日の予選を首位タイ通過。同日の準決勝では杉本が予選6位から2位に浮上、小俣、和田は3位タイで、このカテゴリーに出場した日本勢3人全員が決勝に駒を進めた。決勝では杉本が2位に5手差をつける43+をマーク。ユース世界選手権で自身初の金メダルを獲得した。小俣は3位、和田は8位だった。

U-20男子リード表彰台に上がった(右から)小俣、杉本

 U-18男子リードでも出場した日本男子3人が好スタートを切る。22日の予選で長森晴、藏敷慎人、船木陽が2完登で首位タイに立つと、同日の準決勝でも長森と藏敷は完登で首位をキープ、船木は8位で決勝に進出した。U-20と同じルートで行われた決勝で藏敷は杉本と同じ高度となる43+でフィニッシュ。競技直後は悔しさを見せるも最高高度に達して初出場初優勝を果たした。船木は3位、長森は7位だった。

U-20男子リード表彰台に上がった(右から)船木、藏敷

 U-20女子リードは竹内亜衣が5位、永嶋美智華が8位、小倉紗奈が14位、U-18女子リードは麦島心花が4位、山真奈実が8位、藤村侃奈が26位で、日本女子のメダル獲得はならなかった。

<日本勢結果>

▼U-20男子リード
1位:杉本 侑翼(近畿大学工業高等専門学校)※決勝進出
3位:小俣 史温(日本体育大学)※決勝進出
8位:和田 樹怜(高知県山岳連盟)※決勝進出

▼U-20女子リード
5位:竹内 亜衣(筑波大学)※決勝進出
8位:永嶋 美智華(静岡県立静岡西高等学校)※決勝進出
14位:小倉 紗奈(同志社大学)※準決勝進出

▼U-18男子リード
1位:藏敷 慎人(兵庫県山岳連盟)※決勝進出
3位:船木 陽(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
7位:長森 晴(N高等学校)※決勝進出

▼U-18女子リード
4位:麦島 心花(中部大学春日丘高等学校)※決勝進出
8位:山 真奈実(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)※決勝進出
26位:藤村 侃奈(奈良県山岳連盟)※準決勝進出

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編集部 / 写真 © Richard Aspland/IFSC

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