銀メダルの安楽宙斗 清々しくも「圧倒的に負けた」「普通に悔しい」【パリ五輪】

 9日に行われたパリオリンピックのスポーツクライミング男子ボルダー&リード決勝は、激闘の末に安楽宙斗が銀メダルを獲得した。五輪初出場にして表彰台に上がることとなった17歳は、競技後のインタビューで「圧倒的に負けた」「普通に悔しい」とどこか清々しい面持ちで決勝を振り返った。

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――(リード競技を終えて)順位を確認した瞬間は?
「2位で、表彰台に乗ることは最低限の目標だったんですけど、ボルダーはほぼ同点で、リードで勝ったほうが勝つという状況で76と96(ロバーツは92点)。圧倒的に負けたなっていう感じですね」

――去年の世界選手権と同じように準決勝1位で最後の競技者に。精神状況の違いはあった?
「去年の世界選手権より今回はだいぶリラックスして登れたんですけど、ボルダーでの疲労の切り替えとか、途中のパートですごくグラグラしていつ落ちてもおかしくなくてダメダメの登りだったので、リードはもう完敗ということですね」

――それでも日本男子五輪初めての銀メダル。
「3位以内に入れたことはとてもうれしいんですけど、本当に金を狙って準決勝から集中してこなしてきたので、今まで一生懸命やってきたんですけど、普通に悔しいです」

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編集部 / 写真 ロイター/アフロ

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