ベドリックがインドネシアに初の大会金メダルをもたらす 3位決定戦では世界新誕生【パリ五輪|男子スピード】

 8日、パリオリンピックのスポーツクライミング男子スピード決勝が行われ、インドネシアのベドリック・レオナルドが自国に今大会初の金メダルをもたらした。

ビッグファイナルを制したベドリック(右)

 トーナメント方式の決勝には予選を通過した8人が臨んだ。戦前の予想通り、4秒台が計測されるレースが多く、準決勝以降はすべて5秒を切る白熱した展開となった。昨年に史上初の4秒台を記録したベドリックは、4秒88、4秒78の好記録を続けてビッグファイナルへ。ウー・ペン(中国)との最終対決では4秒75と4秒77という互いに自己ベストを更新するデッドヒートが繰り広げられ、わずかの差でベドリックが上回った。

 この直前の3位決定戦では18歳のサム・ワトソン(米国)が今大会2度目の世界新記録を樹立した。準決勝で敗れた悔しさを晴らすかのような登りで自身の記録を0秒01更新する4秒74を叩き出し、銅メダルに輝いた。

<決勝リザルト>

1位:ベドリック・レオナルド(INA)
2位:ウー・ペン(CHN) 
3位:サム・ワトソン(USA)
4位:レザー・アリプア・シェナザンディファルド(IRI)
5位:アミル・マイムラトフ(KAZ)
6位:マッテオ・ズルロニ(ITA)
7位:バッサ・マウェム(FRA)
8位:ジュリアン・デイヴィッド(NZL)

※左から順位、氏名、所属国

関連記事:パリ2024オリンピック|スポーツクライミング【日程・放送・配信予定】

CREDITS

編集部 / 写真 © Drapella/Virt/IFSC

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top