スポーツクライミングの2024年リード日本代表が発表　世界女王・森、15歳・小田ら選出

　JMSCA（日本山岳・スポーツクライミング協会）は4日、2024シーズンのクライミングW杯リードに臨む日本代表を発表した。

　今夏のパリ五輪代表内定者、5・6月の五輪予選シリーズ出場予定者、IFSC枠保有者に、2月に行われたリードジャパンカップ（以下LJC）での上位者を加えた男子15人、女子14人が選ばれた。五輪内定の楢崎智亜、安楽宙斗、同内定で昨年の世界選手権女王・森秋彩を筆頭に、男女4人が初めてリードW杯日本代表メンバーに名を連ねている。16歳を迎える年にW杯参戦が可能となる中で、15歳かつ初出場にしてLJCの銅メダルを獲得した小田菜摘は資格1年目での選考基準クリアとなった。

　2024シーズンのリードW杯は4月から10月までに全6戦が予定され、第1戦は4月12～14日に中国の呉江で行われる。日本はIFSC枠保有者＋国別枠として男女5人ずつをリードW杯各大会に派遣可能。JMSCAは五輪内定者を頂点とする優先順を考慮しながら各大会に選手を送り出していく。

2024シーズンリードW杯日本代表

［男子］
1-1 楢崎智亜（無所属）
1-2 安楽宙斗（千葉県立八千代高等学校）
3-1 本間大晴（無所属）
3-2 小俣史温（東京都山岳連盟）
3-3 百合草碧皇（早稲田大学）
3-4 吉田智音（摂南大学）
3-5 緒方良行（B-PUMP）
4-1 樋口純裕（佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟）
4-2 村下善乙（法政大学）
4-3 今泉結太（茨城県山岳連盟）
4-4 田中修太（新潟県山岳連盟）
4-5 石津元崇（山口県山岳・スポーツクライミング連盟）*初
4-6 西田秀聖（天理大学）
4-7 藤脇祐二（大阪府山岳連盟）
4-8 清水裕登（愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟）

［女子］
1-1 森秋彩（茨城県山岳連盟）
2-1 野中生萌（無所属）
2-2 伊藤ふたば（デンソー岩手）
2-3 中川瑠（日本大学）
2-4 久米乃ノ華（日本大学）
3-1 谷井菜月（明治安田生命）
4-1 小武芽生（エスエスケイフーズ）
4-2 小田菜摘（大阪府山岳連盟）*初
4-3 高尾知那（中京大学）
4-4 中村真緒（日新火災）
4-5 美谷島ももか（日本大学）*初
4-6 竹内亜衣（千葉市立千葉高等学校）
4-7 大田理裟（山口県山岳・スポーツクライミング連盟）
4-8 小林舞（三重県山岳・スポーツクライミング連盟）*初

※左から参加優先順、氏名、所属先（3月4日時点）
※参加優先順は以下の通り
1＝パリ五輪内定選手
2＝五輪予選シリーズ出場予定選手
3＝IFSC枠保有選手（2023年世界ランキング10位以内）
4＝国内選考大会（LJC）の1、2、3を除いた上位選手
※1と2の参加優先順の権利は該当大会終了まで
※安楽宙斗、森秋彩はIFSC枠保有選手を兼ねる