野中生萌「流れをつくりたかった」【ボルダージャパンカップ2024|予選後の選手コメント】
ボルダージャパンカップ(以下BJC)の女子予選が11日に行われた。競技を終えた野中生萌、伊藤ふたば、森秋彩、中川瑠の4人が囲み取材に応じた。以下、コメント一覧。
関連記事:中村、野中、松藤が全完登で準決勝進出【ボルダージャパンカップ2024】
野中生萌(予選2位)
「ギリギリまでBJCには出るつもりがなかった(日本代表選考のため出場)。昨シーズンが長かったことや、海外の岩場に行っていたこともあり今大会に向けて仕上げている感じではないが、その中でも予選から流れをつくりたいと思っていたので、実際にそうできてよかった。去年は内容が濃くて今でも成長できている感覚がある。それを自信に繋げてまた結果を出していけるようにしたい」
伊藤ふたば(予選13位)
「2、3課題目で取りこぼしてしまい、うまくかみ合わずに進んでしまった。OQS(五輪予選シリーズ)に向けて調整しているので、今大会にピーキングはしていないが冬にトレーニングしてきた部分がどう出るのか確認してOQSに繋げるための大会にしたい。今日良くなかった部分をしっかり反省して、明日に繋げて頑張りたい」
森秋彩(予選16位)
「第1、2、3課題は得意系をしっかり登れて、特に第2課題は飛ぶ設定なのかなというところで自分なりの攻略ができた。第4、5課題は苦手な動きがあって、でも第4課題は保持要素もあったので自分の能力的にはできたはずだから未練が残る。第5課題は距離的には届いていたので、あとはポジショニングや壁に入るタイミングをうまくつかめなかった。明日はそういうダイナミックな動きも時間内に起こせるように最初から思い切りできたらいい」
中川瑠(予選27位)
「(5、6月の)OQSに調子を合わせるつもりでいて、それでも集中力が全然足りなかった。そこが明確にわかったので逆によかったと思う。シーズンオフの間に基礎から筋トレをしていて、スクワットでバーベル100kgを挙げられるようになり成長を感じているがまだ筋力を自分のものにできていない。あと3カ月の間にしっかり動かせるようにしたい。(パリ五輪の可能性が残る日本女子の)4人の中に入れて、初めての五輪出場が懸かっているのでうれしい気持ちが大きいけど、生萌ちゃんやふたばちゃんとはまだ差が大きい部分もあるので、その差をどれだけ埋めていけるかがポイントになってくると思う」
「ボルダージャパンカップ2024」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)
CREDITS
取材・文 編集部 / 写真 増田泰久