4戦4勝の中村真緒らが年間1位【スポーツクライミングジャパンツアー2023】
JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)が主催する今年のスポーツクライミングジャパンツアーが9日のボルダー第6戦で全日程を終了した。
出場した大会のうち各種目上位2~3大会の合計ポイントで競うジャパンツアー。9月から始まったボルダーでは昨年2位だった20歳の鷹見真洋が男子総合1位に立ち、女子は23歳の中村真緒が出場4大会すべてで1位に輝き2連覇を遂げた。
全4戦のリードは17歳の通谷律、24歳の中上太斗が190ポイントで男子1位タイ、女子は今年のユース日本選手権で2連覇、世界ユース選手権で優勝を果たした15歳の小田菜摘が頂点に立った。同じく全4戦が行われたスピードは日本記録保持者の21歳大政涼が男子1位。女子はこちらも日本記録保持者で18歳の林かりん、15歳の小屋松恋が180ポイントで並び、昨年に続いて同じ2人が上位を占めた。
ジャパンツアーはボルダー、リード、スピードの各ジャパンカップの出場選考を目的の1つに2019年からスタート。各ジャパンカップの優先出場権を持たない選手が主に出場し、年間ランキング上位者に各種目ジャパンカップの出場権が与えられる。
<SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2023 ランキング>
【ボルダー男子】
1位:鷹見 真洋/245pt
2位:田宮 瑛人/211pt
3位:田嶋 瑞貴/184pt
【ボルダー女子】
1位:中村 真緒/300pt
2位:石井 未来/216pt
3位:小倉 紗奈/174pt
【リード男子】
1位:通谷 律/190pt
1位:中上 太斗/190pt
3位:長森 晴/128pt
【リード女子】
1位:小田 菜摘/200pt
2位:大澤 苺花/151pt
3位:中村 真緒/130pt
【スピード男子】
1位:大政 涼/200pt
2位:安川 潤/180pt
3位:大西 月華/143pt
【スピード女子】
1位:林 かりん/180pt
1位:小屋松 恋/180pt
3位:金谷 春佳/165pt
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CREDITS
文 編集部 / 写真 窪田亮