スピード種目でパリ五輪代表に内定したニュージーランド勢のデイヴィッド(左)とテツラフ

スポーツクライミングでニュージーランド初の五輪内定者誕生

 スポーツクライミングのパリ五輪オセアニア大陸予選が現地時間24~26日、オーストラリアのメルボルンで行われ、男女ともボルダー&リード種目はオーストラリア勢、スピード種目はニュージーランド勢が制し、新たに4人の五輪内定者が誕生した。

大会はオーストラリアのメルボルンで行われた

 ボルダー&リードの男子は26歳のキャンベル・ハリソン(オーストラリア)が優勝した。最初のラウンドとなった準決勝を2位通過すると、決勝はボルダー1完登にとどまるもリードで唯一完登し、逆転でパリ五輪行き切符を手にした。女子は決勝でボルダー99.9点、リード100点を獲得する出色の出来だった21歳のオセアニア・マッケンジー(オーストラリア)が頂点に立ち、東京大会に続き2大会連続で五輪代表に内定した。

五輪代表に内定し、両手で顔を覆うハリソン

マッケンジーは予選、決勝いずれもリードで完登した

ハリソン(左)とマッケンジー

 スピードの男子は今年の世界ユース選手権でニュージーランドに大会初の金メダルをもたらした18歳のジュリアン・デイヴィッドが戦前の予想通り1位でフィニッシュ。予選では今大会唯一の5秒台をマークした。女子優勝は23歳のサラ・テツラフで、ビッグファイナルで今大会における自身最速8秒54をマークした。2人はともにニュージーランド勢として初めてスポーツクライミングの五輪代表選手となる。

喜ぶテツラフ(左から2人目)とデイヴィッド(同3人目)

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編集部 / 写真 © Victor Hall/IFSC

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