キャプテンを務めるイチロー氏(中央右)らが発表会に登壇。スポーツクライミングから石井未来(左から2人目)も出席した

「Team CW-X」が発足 石井未来、小倉紗奈がイチロー氏らとメンバーの一員に

 14日、都内で「ワコール『Team CW-X』発足イチローさんキャプテン就任発表会」が行われた。様々な競技のアスリートらが参加した中、スポーツクライミングから石井未来が出席した。

関連記事:佐野大輝、石井未来がCW-X協賛の関西ボルダリング新コンペで優勝【Baby game 2023 レポート前編】

“イチローマネキン”とポーズを取るイチロー氏

 CW-Xは、テーピングの原理をタイツに組み込むという発想をもとに下着会社ワコールが開発したコンディショニングウェアブランド。イベント冒頭にはチームのキャプテンに就任したイチロー氏が登壇し、骨格や筋肉の付き方まで限りなく再現した“イチローマネキン”をお披露目して会場を沸かせた。その後、副キャプテンの福士加代子氏、スノーボードの鬼塚雅、モーグルの川村あんり、やり投げの佐藤友佳、YouTuberのフィッシャーズとともに石井も登場。それぞれが「Team CW-X」の始動について抱負を語った。

(左から)佐藤友佳、石井未来、川村あんり、鬼塚雅、福士加代子氏

イチロー氏が「イチロー式ストレッチ」をフィッシャーズにレクチャーする場面も

 イベント終了後、スポーツクライミングから「Team CW-X」のメンバーに名を連ねた石井と小倉紗奈に話を聞いた。スポーツブラ、股関節をサポートするスパッツ、アウターのショートパンツをトレーニング時から使用している2人に製品の感想を問うと、石井は「コーディネーションやランジといった瞬発的な動きが苦手なんですけど、スパッツを履いているのといないのとでは、足に伝わる力がだいぶ違います」と股関節周りの安定感が増すことを実感しているといい、小倉も「私は足を使って体を安定させる動きをするときに、安定感や強く踏み込めることを感じます」と同調した。耐久性にも優れており、「スラブで落ちて、ボテに足をぶつけて擦りむいても、CW-Xは破れなかった(笑)」(石井)と笑った。

石井未来(写真:牛島寿人)

関連記事:大会成功とクライマーを“支えた”コンディショニングウェアブランド「CW-X」【Baby game 2023 レポート後編】

 来シーズンの目標に、まずは例年2~3月に行われるボルダー、リードの各ジャパンカップでベストパフォーマンスを発揮することを挙げた2人。「Team CW-X」の一員としては、石井が「『Be a better you(より良い自分に)』というブランドスローガンをすごく気に入っています。クライミングも、登れなくても少し何かを変えるだけで一手一手伸びていくし、アスリートとしても『昨日より今日、今日より明日』という考え方に共感して心に留めている。これからもより良い自分を目指して挑戦していきたいし、CW-Xと一緒にクライミングの良さも伝えていきたいです」と話すと、今年の世界ユース選手権でジュニアのリード銅メダルに輝いた小倉も「チームには尊敬できるアスリートの方々がたくさんいる。彼らのように『Be a Better You』を体現するアスリートになれたら」とさらなる躍進を誓った。

小倉紗奈(写真:牛島寿人)

 CW-Xは今年3月、ボルダリングジム「ロックメイト」(滋賀県大津市)でのコンペティションに協賛。ブランドスローガンが大会名となり「Be a better you game 2023(BabyGame)」として開催された。来年もボルダリングにおける同大会の開催が検討されているといい、CW-Xは様々な競技を支えていく中で、スポーツクライミングとのつながりも引き続き深めていく。

「CW-X」公式サイト

CREDITS

取材・文 編集部

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top