3勝の安楽がリードも年間1位 3位本間は2季連続表彰台【リードW杯2023 男子年間ランキング】
2023年のクライミングW杯リードシーズンは22~24日に行われた第6戦呉江大会をもって全日程を終了した。男子の年間ランキングでは16歳の安楽宙斗がデビューシーズンながらボルダーに続く1位フィニッシュを果たした。
関連記事:W杯初参戦中の16歳が史上初の快挙 安楽宙斗が同じ年のボルダー、リードW年間王者に
安楽は第4戦ブリアンソン大会でリードW杯初優勝を飾り、そこから3連勝。ポイントを4300まで伸ばし、年間2位のアレクサンダー・メゴス(ドイツ)に1500ポイント以上の差をつけた。既報の通り、同じ年に2種目で年間優勝を遂げるのは史上初の快挙。
3位には本間大晴が入った。3月に負った左足首のケガから早期回復をみせて6月の開幕戦に出場。第4戦で2位、第6戦で3位と2度メダルを手にした。昨シーズンの2位に続き、2年連続で年間表彰台に上がった。また、4位に小俣史温、6位に吉田智音、7位に緒方良行、9位に樋口純裕とトップ10の半数以上を日本男子が占めている。
安楽宙斗コメント(JMSCA提供)
「ワールドカップの初めの年で自信があるリードで年間優勝できたことは本当に嬉しいです。一戦一戦戦っていくうちに、色々なことに気づくことができ、コンペとしてのクライミングはものすごく成長していると実感しています。ですが、まだまだ直すべき点が多いので、たくさん練習してもっと強くなりたいと思います。応援ありがとうございました!」(原文ママ)
<W杯年間ランキング>
1位:安楽 宙斗(JPN)/4300
2位:アレクサンダー・メゴス(GER)/2650
3位:本間 大晴(JPN)/2455
4位:小俣 史温(JPN)/2445
5位:トビー・ロバーツ(GBR)/2440
6位:吉田 智音(JPN)/2080
7位:緒方 良行(JPN)/2065
8位:サッシャ・レーマン(SUI)/1940
9位:樋口 純裕(JPN)/1720
10位:ヤコブ・シューベルト(AUT)/1690
――――――
12位:百合草 碧皇(JPN)/1488
19位:鈴木 音生(JPN)/1099
26位:上村 悠樹(JPN)/651
41位:楢崎 明智(JPN)/410
48位:楢崎 智亜(JPN)/240
CREDITS
文 編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC