大政涼が日本勢過去最高10位でフィニッシュ【スピードW杯2023 男子年間ランキング】
2023年のクライミングW杯スピードシーズンは22、23日に行われた最終第6戦呉江大会で全日程を終了した。男子の年間ランキングでは大政涼が日本の男女を通じて過去最高となる10位でフィニッシュした。
関連記事:大政涼が5秒07の日本新 今季2度目の銅メダル獲得【スピードW杯2023 第6戦呉江大会】
21歳の大政は第4戦ヴィラール大会で日本男子初の銅メダルに輝くと、第6戦呉江大会でも3位に入り2つ目のメダルを獲得。年間1814ポイントを手にした。日本勢の次点は13位の安川潤で第5戦で4位に入るなど1650ポイントを獲得した。
2人は今年、日本記録を複数回更新した。1月に安川が5秒40をマークし、それまで大政が持っていた5秒42の記録を破ると、その後は2人で5度もタイムを縮めた。最新の日本記録は呉江大会で大政が計測した5秒07。世界記録は4秒90で、日本男子が世界トップクラスの領域へと迫っている。
年間ランキング1位は世界記録保持者のベドリック・レオナルド(インドネシア)。史上初の4秒台を叩き出した第1戦ソウル大会、第3戦ソルトレイクシティ大会で優勝し、3470ポイントに達して年間3連覇を成し遂げた。
<W杯年間ランキング>
1位:ベドリック・レオナルド(INA)/3470
2位:ウー・ペン(CHN)/3405
3位:サミュエル・ワトソン(USA)/2550
4位:ロン・ジェングオ(CHN)/2510
5位:ラフマド・アディ・ムリョーノ(INA)/2460
6位:ワン・シンシャン(CHN)/2355
7位:ロン・ジンバオ(CHN)/2255
8位:チャン・リャン(CHN)/2003
9位:シン・ユンチョル(KOR)/1955
10位:大政 涼(JPN)/1814
――――――
13位:安川 潤(JPN)/1650
54位:池田 雄大(JPN)/135
57位:藤野 柊斗(JPN)/104
65位:田渕 幹規(JPN)/41
65位:竹中 翔(JPN)/41
79位:谷井 和季(JPN)/21
113位:上柿 銀大(JPN)/5
CREDITS
文 編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis/IFSC