パリ五輪代表に内定したミロスラフ(左)とマウェム

東京五輪4位のミロスラフ、38歳マウェムがパリ五輪内定 スピード欧州予選を制する

 スポーツクライミングのパリ五輪欧州予選(スピード種目)が現地時間15日、イタリアのローマで行われ、東京五輪で女子4位だったアレクサンドラ・ミロスラフ(ポーランド)、同じく東京五輪に出場したバッサ・マウェム(フランス)が優勝し、パリ行きのチケットをつかんだ。

 8月の世界選手権で3位に終わり、パリ五輪出場まで順位が1つ足りなかったミロスラフが雪辱を果たした。予選では自らが持つ6秒25の女子世界記録を0秒01更新する6秒24で首位。決勝トーナメントでも3つの全レースで6秒台をマークし、ポーランド勢が表彰台を独占した中で中央に上がった。

 男子も38歳のマウェムが2大会連続で五輪代表に内定した。予選を3位通過すると、安定した登りでビッグファイナルまで進み、マルチン・ジンスキ(ポーランド)との30代対決を制した。マウェムはスポーツクライミングでは男女を通じて最年長となる35歳で東京五輪に出場。予選7位で弟のミカエルとともに決勝に進出したが、リードの競技中に腕を痛めてしまい決勝の出場を見送った。自国開催となる来夏五輪でその鬱憤を晴らせるか。

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編集部 / 写真 © Jan Virt / IFSC

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