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W杯初参戦中の16歳が史上初の快挙 安楽宙斗が同じ年のボルダー、リードW年間王者に
クライミングW杯リード第5戦コペル大会が現地時間9日に終了し、同大会の男子を制した16歳・安楽宙斗のリードW杯年間ランキング1位が確定。ボルダーに続く年間優勝となり、同じ年にボルダー、リード、スピードの中から2種目の年間王者に輝くW杯史上初の快挙となった。
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リードで初優勝を飾った7月の第4戦ブリアンソン大会からW杯2連勝とした安楽は、1000ポイントを加え合計3795ポイントで年間1位をキープ。2位のアレクサンダー・メゴス(ドイツ)は現在2650ポイントで安楽と1000ポイント以上の差があり、安楽が最終第6戦で欠場あるいは最下位、かつ年間2位以下の選手が優勝したとしても逆転は不可能となった。
過去には男子でアダム・オンドラ(チェコ)、女子でヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)がボルダーとリードの両方で年間優勝した経験を持つが、いずれも別の年での戴冠。W杯デビューシーズンながら快進撃を続けている安楽がさらなる栄誉に輝いた。
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文 編集部 / 写真 © Jan Virt/IFSC