カルッカが1位 日本勢最高は30位【世界ランキング|スピード女子編】
スイス・ベルンで1日から開催されているIFSCクライミング世界選手権。10日はスピード種目の男女予選・決勝が予定されている(決勝は日本時間11日)。本記事では世界選手権前時点でのスピード女子世界ランキング上位20人を紹介する。
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1位はポーランドのナタリア・カルッカ。2018年のシニアデビュー以来、毎年W杯の年間ランキングを上げており、今シーズンは各大会で1桁順位を続け初の年間1位を狙える位置につける。出場大会が少ないため7位となっているがアレクサンドラ・ミロスラフ(ポーランド)も世界1位と言っていいほどの実力を持つ。2019年から続けているW杯の連勝記録は「8」で現在も継続中。抜群の安定感で世界選手権では2度優勝に輝いている。ナタリアの双子姉妹で世界ランキング3位のアレクサンドラ・カルッカも控えるポーランド勢のほか、トップ20には中国勢、インドネシア勢が多く名を連ねる。世界選手権には上位20人全員が出場予定。日本勢最高は林かりんの30位で、世界トップとはまだ差があるのが現状だ。
世界ランキングは過去12カ月間に行われたW杯、世界選手権などの国際大会の結果に応じたポイントの合計で順位が決まる。毎年1月1日時点の各種目上位10人には、その年に行われるW杯への優先出場権が与えられる。
<世界ランキング|スピード女子>
1位:ナタリア・カルッカ(POL)/4505 ★
2位:デン・ルイウン(CHN)/3915 ★
3位:アレクサンドラ・カルッカ(POL)/3865 ★
4位:デサク・マデ・リタ・クスマ・デウィ(INA)/3605 ★
5位:エマ・ハント(USA)/3445 ★
6位:ラジア・サルサビア(INA)/3185 ★
7位:アレクサンドラ・ミロスラフ(POL)/3000 ★
8位:ヌラル・イカマ(INA)/2685 ★
8位:ニウ・ディー(CHN)/2685 ★
10位:チョン・ジミン(KOR)/1980 ★
11位:ワン・シェンジャン(CHN)/1950 ★
12位:キャプシーヌ・ビグリオーヌ(FRA)/1750 ★
13位:ジュリア・ランディ(ITA)/1730 ★
14位:パトリシア・フージャック(POL)/1695 ★
15位:ベアトリーチェ・コリー(ITA)/1527 ★
16位:ジャン・シャオチン(CHN)/1499 ★
17位:ヴィクトワール・アンドリエ(FRA)/1366 ★
18位:アンナ・ブロジェク(POL)/1207 ★
19位:アウレリア・サリソン(FRA)/952 ★
20位:リソン・ゴートロン(FRA)/942 ★
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30位:林 かりん(JPN)/470 ★
33位:竹内 亜衣(JPN)/406 ★
37位:林 奈津美(JPN)/345 ★
40位:河上 史佳(JPN)/331 ★
45位:金谷 春佳(JPN)/287 ★
CREDITS
文 編集部 / 写真 © LenaDrapella / IFSC