トップ10に日本勢6人、1位はポトカ【世界ランキング|リード男子編】
1日にスイス・ベルンで開幕したIFSCクライミング世界選手権。本記事では世界選手権前時点でのリード男子世界ランキング上位20人を紹介する。
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1位はスロベニアのルカ・ポトカ。昨シーズンのW杯年間を制した21歳だが、今年は4大会のうち決勝進出が1回と昨年ほどの成績を残せていない。2位と3位には百合草碧皇と安楽宙斗の日本勢が続く。百合草は昨年初優勝するなど躍進。今年W杯デビューの安楽は世界選手権までの全4戦で決勝に残り、その4戦目を1位で終えた。本人は年間優勝したボルダーよりもリードのほうが得意だと話しており、その活躍が楽しみだ。2位から9位は約300ポイントの差で、ランキング上位は混戦模様となっている。なお5位タイには樋口純裕と吉田智音、7位には本間大晴が入っているが、今大会はパリ五輪の出場権がかかっている関係もあり出場はかなわなかった。
忘れてならないのがアダム・オンドラ(チェコ)、ヤコブ・シューベルト(オーストリア)、アレクサンダー・メゴス(ドイツ)の“ビッグ3”。2018、19年大会はこの3人が表彰台に上がっていて、ベテランの域に入った今もなおトップクラスの実力を誇る。今大会も表彰台に上がれるか。
世界ランキングは過去12カ月間に行われたW杯、世界選手権などの国際大会の結果に応じたポイントの合計で順位が決まる。毎年1月1日時点の各種目上位10人には、その年に行われるW杯への優先出場権が与えられる。
<世界ランキング|リード男子>
1位:ルカ・ポトカ(SLO)/3325 ★
2位:百合草 碧皇(JPN)/2865 ★
3位:安楽 宙斗(JPN)/2795 ★
4位:サッシャ・レーマン(SUI)/2787 ★
5位:樋口 純裕(JPN)/2770
5位:吉田 智音(JPN)/2770
7位:本間 大晴(JPN)/2630
8位:アレクサンダー・メゴス(GER)/2626 ★
9位:トビー・ロバーツ(GBR)/2568 ★
10位:緒方 良行(JPN)/2329 ★
11位:ジェシー・グルーパー(USA)/1957 ★
12位:ヤコブ・シューベルト(AUT)/1854 ★
13位:シュテファン・シェルツ(AUT)/1785 ★
14位:小俣 史温(JPN)/1640
15位:コリン・ダフィー(USA)/1615 ★
15位:セバスチャン・ハレンケ(GER)/1615
17位:アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)/1459 ★
18位:イ・ドヒョン(KOR)/1450 ★
19位:ジュール・マルチャランド(FRA)/1212
20位:ハミッシュ・マッカーサー(GBR)/1120 ★
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39位:楢崎 智亜(JPN)/515 ★
58位:楢崎 明智(JPN)/205 ★
CREDITS
文 編集部 / 写真 © LenaDrapella / IFSC