男子表彰台=(左から)ウー・ペン、ベドリック・レオナルド、キロマル・カティビン

ベドリックが今季2勝目 大政は予選通過へ0秒01届かず【スピードW杯2023 第3戦ソルトレイクシティ大会】

 クライミングW杯のスピード第3戦男子決勝が米国・ソルトレイクシティで21日(日本時間22日)に行われ、4秒90の世界記録を持つベドリック・レオナルド(インドネシア)が今シーズン2勝目を挙げた。

 第1戦で史上初の4秒台をマークしたベドリックは予選を5秒08で首位通過すると、決勝トーナメント初戦で地元米国勢のジョン・ブラスラーに勝利するなどして準決勝に駒を進める。決勝行きを懸けた一戦は同胞キロマル・カティビンとの新旧世界記録保持者対決。キロマルは2回戦でベドリックに続く史上2人目の4秒台、4秒97を計測するなど上り調子だったが、途中スリップしてしまい4秒98をマークしたベドリックに敗れた。ベドリックは優勝決定戦でも4秒95を叩き出し、抜群の安定感で第1戦以来の優勝を果たした。

2年連続W杯年間優勝中のベドリックが好調を維持している

 日本勢は大政涼が予選で5秒49を計測するも決勝トーナメント進出ライン上の16位に0秒01及ばず17位。第2戦で5秒22の日本新記録を樹立し7位入賞を果たした安川潤は40位だった。次回第4戦は7月2日にスイス・ヴィラールで行われる。

<リザルト>

1位:ベドリック・レオナルド(INA)/4秒95
2位:ウー・ペン(CHN)/6秒99
3位:キロマル・カティビン(INA)/4秒98
4位:サミュエル・ワトソン(USA)/5秒98
――――――
17位:大政 涼(JPN)/5秒49
37位:谷井 和季(JPN)/5秒90
40位:安川 潤(JPN)/6秒01
41位:池田 雄大(JPN)/6秒01
57位:上柿 銀大(JPN)/7秒53

※左から順位、氏名、所属国、記録
※記録は、1・2位はビッグファイナル(優勝決定戦)、3・4位はスモールファイナル(3位決定戦)でのタイム

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編集部 / 写真 © Slobodan Miskovic/IFSC

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