NEWS 2023/04/21

松藤藍夢「体が勝手に動く感じ」【ボルダーW杯2023 第1戦八王子大会】女子予選後の選手コメント

　21日に行われたスポーツクライミングのW杯開幕戦、ボルダー第1戦の女子予選は松藤藍夢、野中生萌が首位タイで通過したほか、中川瑠、伊藤ふたば、関川愛音、葛生真白、森秋彩、久米乃ノ華が準決勝に進出した。以下、女子予選に出場した日本代表選手のコメント一覧。

松藤藍夢（1位タイ）
「全完一撃は自分が一番びっくりしていて、苦手なスラブも一撃で決められたので、すごくいいラウンドだった。いつも頭が回っていないことが多く、ムーブの選択ミスもある中で、今回は頭が回って体が勝手に動くというか、全体的に調子がいいと感じる。この間のBLJC（ボルダー&リードジャパンカップ）で（全課題完登した）ボルダーに自信が付いて、その波に乗れていると思う」

野中生萌（1位タイ）
「無事に全課題を登れて一安心。シーズン初戦なので、どれくらい仕上がっているのか、他の選手がどのような状態なのか把握できれば。最初からいい流れに乗れるようにしっかりと上を目指していきたい。（髪色が変わったが？）髪色を変えると気分が乗る。シーズン初めということもあり、すべて明るいというよりはコントラストが強くはっきりとした印象を出したかった」

関川愛音（5位タイ）
「アップしている時にあまり調子が良くなくて不安な気持ちでスタートしたけど全完登できてうれしかった。とりあえず準決勝に進みたかったのですごくホッとしている。（初めてのW杯出場だか国内大会との違いはどう感じる？）距離が結構あって、パワーが必要だなと思った。万全な体調でいけるように、これからしっかりケアをして、明日も課題に負けないように頑張って登りたい」

葛生真白（11位タイ）
「目標にしていた準決勝に進めて良かった。初めてのW杯で雰囲気やどんな課題が出てくるか全然わからなかったけど、保持が得意という自分の強みを発揮できたと思う。今シーズンのW杯はたぶん1回しかチャンスがないので、自分の力を発揮できるように楽しみながら頑張りたい」

森秋彩（15位タイ）
「とりあえず通過できたので安心しているがやっぱりダイナミック系の課題に対応できなかったのが今回順位を落としてしまったきっかけ。この悔しさを晴らせるように明日はもっとダイナミックに登れるように頑張りたい。4年前に出たボルダーのW杯は会場が違うけど2完登で、今回は4完登だったのでそういった意味では成長を感じた」

久米乃ノ華（17位タイ）
「初めてのW杯ですごく緊張したし、自分がどれくらい通用するかわからなかったけど、とりあえず準決勝に行けたことがうれしい。シニアの大会になると雰囲気も違って緊張感があったし、アイソレーションエリアでも緊張した。小さいホールドを持つのが一番得意で、それを4課題目に出せたのが良かったと思う。（3課題目ゾーンなしに終わり）焦りはあったけど、あと2課題残っていたので、2つ登り切ればもしかしたらいけるかもしれないと思って頑張った」

中川瑠（17位タイ）
「1、2課題目と登れなかったけど気持ちを切り替えて、3、4、5課題と一撃できた。フィジカルの部分でまだまだ足りていないところもあると思うが、2年前に比べると戦えていると感じた」

伊藤ふたば（19位タイ）
「シーズン初戦で緊張していてあまりいい動きができなかったけど、明日に向けてしっかり調整して、まずは準決勝でいい登りができるようにして決勝で表彰台を狙っていきたい。（髪色が変わったが？）今までにやったことのないカラーをシーズン初めに入れたいなと思って、青にした」

青柳未愛（25位タイ）
「シーズン初めということもあり今までより少し緊張したが、すべてではないが実力は出し切れた大会だったと思う。（どういうシーズンにしたい？）あまりパワーがなかったがオフシーズンに強化してきたので、今までとは違うパワフルな登りを見せられたら。去年よりは確実に成長していると練習からも感じている。去年は運的な要素もあったけど、今年は実力でしっかり決勝に残れるようにしたい」

大河内芹香（27位タイ）
「もったいない落ち方を2つしたので、悔しい。今年のW杯は八王子しか優先順位的に出られないと思うので、準決勝に残りたかった」

倉菜々子（37位タイ）
「BJC（ボルダージャパンカップ）からあまり調子が良くなかったが、今回は結果より大会自体を楽しもうとしていた。予選落ちしてしまったが楽しかった気持ちもあるので良かったかなと思う。今年は優先順位が高くないのでW杯全戦には行けないが、ヨーロッパでの大会には行けそうなので、そこで最高順位や世界ランキングも去年を超えられたらと思う」