明日開幕! 2023年のクライミングW杯 東京・八王子でボルダー第1戦
2023年のクライミングW杯シリーズが、21~23日に東京都八王子市で行われるボルダー第1戦(全6戦)で開幕する。
日本では2009、16年に加須、17、18年に八王子で開催実績があり、ボルダーのW杯としてはこれが5度目の開催となる。今大会の舞台は17、18年のW杯、19年の世界選手権が行われたエスフォルタアリーナ八王子。日本を含めて40カ国、男女合わせておよそ170人がエントリーしている。
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8年連続でボルダーの国別ランキング1位に立っている日本は、昨シーズンの各選手の成績により、今シーズンのボルダーW杯に国別最多の男女各5人を送り込める。これに世界ランキング10位以内でIF枠を持つ選手と開催国枠(男女各4人)を加えて、今大会には男子12人、女子11人の日本人選手が出場する予定だ。
自国開催のボルダーW杯で男子の優勝経験がない日本は、2年連続年間優勝中の緒方良行、昨年2位の楢崎智亜、同3位の藤井快の“ビッグ3”とも呼ばれる3人を筆頭に初の快挙に挑む。女子にも昨年2位の野中生萌、同4位の伊藤ふたばなど強力な面々が控えるほか、W杯デビューを迎える佐野大輝、通谷律、安楽宙斗、関口準太、小西桂、関川愛音、久米乃ノ華、葛生真白といった若手選手たちの活躍にも期待したい。
海外勢では昨年W杯初優勝を遂げたメジディ・シャールック(フランス)、コリン・ダフィー(米国)の10代の男子2人や、女子で2年連続年間優勝中のナタリア・グロスマン、昨年年間3位のブルック・ラバトゥ(いずれも米国)らが参戦する。日本勢は男女とも強豪を打ち破り、表彰台の頂点に上がるスタートダッシュで初戦を飾れるか。
大会は21日に男女予選、22日に女子の準決勝・決勝、23日に男子の準決勝・決勝を行う。準決勝と決勝はIFSC(国際スポーツクライミング連盟)のYouTubeチャンネルでライブ配信、決勝はNHK-BS1とJ SPORTSで生中継される。
クライミングW杯2023 八王子大会(ボルダー第1戦)
スケジュール
4月21日(金)
09:00 ~ 13:30/女子予選
16:30 ~ 21:30/男子予選
4月22日(土)
11:00 ~/女子準決勝
17:00 ~/女子決勝
4月23日(日)
11:00 ~/男子準決勝
17:00 ~/男子決勝
※スケジュールは予告なく変更される場合があります
日本代表出場予定選手
[男子]
楢崎 明智(日新火災)
楢崎 智亜(無所属)
緒方 良行(B-PUMP)
藤井 快(無所属)
佐野 大輝(愛知県山岳連盟)
通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
井上 祐二(大阪府山岳連盟)
安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)
杉本 怜(北海道山岳連盟)
高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)
小西 桂(神奈川県山岳連盟)
[女子]
伊藤 ふたば(無所属)
森 秋彩(茨城県山岳連盟)
野中 生萌(無所属)
関川 愛音(八戸市立湊中学校)
青柳 未愛(日本大学)
松藤 藍夢(日本大学)
中川 瑠(日本大学)
倉 菜々子(新東工業)
久米 乃ノ華(日本大学)
大河内 芹香(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)
※左から氏名、所属先(出場予定選手、所属先はJMSCAが発表した3月30日時点のもの)
CREDITS
文 編集部 / 写真 窪田亮