NEWS
スピードクライミングの第6期パリ五輪強化選手が発表 安川潤が唯一のSランク
JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は29日、現時点におけるスピードの第6期パリ五輪強化選手を発表した。
スピードは公式大会などで基準タイムをクリアした上で、タイムに応じてS、A、Bの各ランクに振り分けられる。最も優先度の高い強化対象となるSランクには男女を通じて唯一、安川潤が名を連ねた。3月12日に行われたスピードジャパンカップで5秒33の日本新記録を計測するなどし、Sランクの基準タイム5秒39をクリアした。
関連記事:スポーツクライミングの2023年スピード日本代表が発表 日本記録保持者の安川、林らが選出
Aランクには男子で田渕幹規、大政涼、藤野柊斗、女子で林かりん、Bランクには男子で池田雄大、女子で竹内亜衣が入った。今後のW杯での順位や、7月10日までに残した公式記録によってメンバーは追加される。
スピードは8月の世界選手権が最初のパリ五輪選考会となり、男女各上位2人が五輪出場権を手にする。同選手権のスピードに対してJMSCAは、パリ五輪強化SからBランクまでの選手をランク順に男女各5人の参加枠を満たすまで派遣する。
第6期JMSCAパリ五輪強化選手
スピード男子
<Sランク>
安川 潤(早稲田大学)
<Aランク>
田渕 幹規(奈良県山岳連盟)
大政 涼(松山大学)
藤野 柊斗(千葉商科大学付属高等学校)
<Bランク>
池田 雄大(無所属)
スピード女子
<Aランク>
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
<Bランク>
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
CREDITS
文 編集部 / 写真 窪田亮