リードジャパンカップ2023が今週末に印西開催
スポーツクライミングの「リードジャパンカップ2023」(以下LJC)が25、26日、千葉県印西市の松山下公園総合体育館で開催される。今月4、5日に行われたボルダージャパンカップ(以下BJC)に続く2023年のジャパンカップ2戦目。BJCでは楢崎明智、伊藤ふたばが頂点に立ったが、LJCで栄冠に輝くのはどの選手か。
ボルダリングの強豪国として名を馳せる日本は近年、リードでも躍進を見せている。昨年のW杯では本間大晴、百合草碧皇、森秋彩の若手3人が初優勝を経験するなどし、男子5人、女子2人の日本勢が年間ランキングトップ10に入った。中でも森は2戦出場して2勝を挙げる大活躍。東京五輪女子金メダリスト、ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)のW杯連勝記録を「7」でストップさせた。
昨年のLJCは本間と森がそれぞれ男女を制した。今年も連勝の可能性は低くない。本間は昨季W杯年間2位と抜群の安定感を誇ったパフォーマンスを維持できれば自然と優勝は近づいてくる。そこに同4位・百合草、同7位・吉田智音の若手勢や、同9位・緒方良行、同10位・樋口純裕の中堅・ベテラン勢が絡み、男子は優勝争いが繰り広げられそうだ。オフにリードのトレーニングを積んできたという楢崎智亜・明智兄弟にも注目したい。森の実力が突出している女子は、昨季W杯で年間6位の谷井菜月、同8位の中川瑠らが優勝を狙えるポジションにつく。
今大会の結果によって、リード日本代表と第6期パリ五輪強化選手が決定する。同強化選手にはBJCとLJCの順位に応じたポイントの合計が高い3選手が選出される。最も高かった選手はS・A・Bの中の最上位Sランクに入り、2024年パリ五輪の複合種目で行われる世界選手権(8月/スイス・ベルン)、アジア競技大会(9~10月/中国・杭州)に最優先で派遣される見込みだ。現在Sランクに最も近いのは、BJCで優勝し1000ポイントを手にした楢崎明智と伊藤ふたば。BJC、LJCともに好成績を収め、パリ五輪出場権の懸かる世界選手権出場に近づくのは、果たして――。
リードジャパンカップ2023
会場
松山下公園総合体育館
(千葉県印西市浦部275)
スケジュール
2月25日(土)
11:00 ~ 16:00/男女予選
2月26日(日)
10:30 ~ 12:50/男女準決勝
15:35 ~ 16:23/男子決勝
16:35 ~ 17:23/女子決勝
※スケジュールは予告なく変更される場合があります
配信・放送予定
JMSCA YouTube 公式チャンネル(ライブ配信)
2月25日(土)男女予選
2月26日(日)男女準決勝・男女決勝
スカイA
3月01日(水)18:30 ~ 22:30
BS朝日
3月22日(水)23:00~23:54
「リードジャパンカップ2023」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)
CREDITS
文 編集部 / 写真 窪田亮