首位通過した安楽宙斗

安楽宙斗が4完登で単独首位 楢崎、緒方、藤井らも準決勝へ【ボルダージャパンカップ2023】

 4日午前に開幕したボルダージャパンカップ(駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)は女子予選に続いて男子予選も終了し、4完登に達した16歳の安楽宙斗が単独首位で準決勝進出を果たした。

1番手で登った緒方良行。9位で予選を通過した

 男子は緒方良行、楢崎智亜、藤井快とボルダリング世界ランキング1、2、3位の順番で登場。いずれも第1、第2課題を登り切ったが、以降はクセのある課題に苦戦して完登数は伸びず。3完登4ゾーンの楢崎が暫定首位に立ち、3完登3ゾーンの緒方、2完登5ゾーンの藤井と続いた。

第1課題を完登した楢崎智亜

 その後、昨年のコンバインドジャパンカップ王者である安楽が第3、第4、第5課題を4アテンプト以上を重ねて粘りの完登。唯一の4完登で前回33位の予選敗退から飛躍を遂げた。楢崎は4位、緒方は9位、藤井は10位で予選を突破。一方で前回準優勝の土肥圭太は28位、東京五輪代表の原田海は58位で敗退を喫した。予選20位までによる準決勝は明日9時にスタートする。

<準決勝進出選手>

1位:安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)/4T 5z 19 20
2位:杉本 怜(北海道山岳連盟)/3T 5z 4 9
3位:井上 祐二(大阪府山岳連盟)/3T 5z 8 9
4位:楢崎 智亜(無所属)/3T 4z 5 5
5位:川又 玲瑛(B-PUMP)/3T 4z 5 8
6位:杉本 侑翼(三重県山岳・スポーツクライミング連盟)/3T 4z 8 8
7位:亀山 凌平(滋賀県山岳連盟)/3T 4z 9 7
8位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/3T 4z 11 12
9位:緒方 良行(B-PUMP)/3T 3z 6 4
10位:藤井 快(無所属)/2T 5z 4 8
11位:清水 裕登(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)/2T 4z 2 7
12位:楢崎 明智(日新火災)/2T 4z 3 6
13位:佐野 大輝(愛知県山岳連盟)/2T 4z 3 9
14位:小西 桂(神奈川県山岳連盟)/2T 4z 4 7
15位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)/2T 4z 4 10
16位:山口 賢人(大阪学院大学)/2T 4z 5 12
17位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/2T 4z 6 12
18位:鷹見 真洋(東京都山岳連盟)/2T 4z 14 16
19位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/2T 3z 2 7
20位:百合草 碧皇(早稲田大学)/2T 3z 3 6

※左から予選順位、氏名、所属先、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
※予選20位までが準決勝に進出

「ボルダージャパンカップ2023」大会特設サイト
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CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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