緒方良行、藤井快らが優秀選手賞に選出【JMSCA 2022シーズン表彰式】

　JMSCA（日本山岳・スポーツクライミング協会）の2022シーズン表彰式が14日に都内で行われ、スポーツクライミング部門の優秀選手賞を受賞した緒方良行、藤井快らが出席した。

　昨シーズンの日本代表としての活躍が特に顕著だった選手に贈られる優秀選手賞には、W杯ボルダリング年間ランキングの上位を独占した緒方、楢崎智亜、藤井や、W杯初優勝を遂げた本間大晴、百合草碧皇、森秋彩など計12人が選ばれた。

　壇上に上がったボルダリング世界ランキング3位の藤井は「普段練習できているのもみなさんのご支援のおかげです」と会場に集まった関係者らに感謝の言葉を述べ、「昨シーズンはいろんなことがありましたが、僕にとっては良いシーズンだったと思っています。今年も精いっぱい頑張ります」とコメント。同1位の緒方も「昨年のW杯ではボルダリングで年間優勝、リードでトップ10に入ることができました。今年はパリ五輪に向けて大事な1年になると思うので、引き続きボルダリングとリードのコンバインド種目で成績を残していけるよう頑張りたいと思います」と抱負を述べた。

　登山において顕著な功績を挙げた個人または団体を表彰する山岳部門では、第10回日本山岳グランプリに山野井泰史、山岳奨励賞に史上初の積雪期単独北海道分水嶺大縦断を達成した野村良太が選ばれるなど、計12人が各賞を受賞した。

2022シーズン JMSCA表彰式受賞者一覧

＜スポーツクライミング部門＞
【優秀選手賞】
緒方良行（B-PUMP）
楢崎智亜（無所属）
藤井快（無所属）
野中生萌（無所属）
本間大晴（明治安田生命）
百合草碧皇（早稲田大学）
森秋彩（茨城県山岳連盟）
藤野柊斗（千葉商科大学付属高等学校）
村下善乙（法政大学）
久米乃ノ華（日本大学）
安楽宙斗（千葉県立八千代高等学校）
通谷律（佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟）

＜山岳部門＞
【第10回日本山岳グランプリ】
山野井泰史（日本登攀クラブ）
【山岳奨励賞】
野村良太（北海道山岳ガイド協会）
【加盟団体推薦表彰】
石倉昭一（埼玉県山岳・スポーツクライミング協会）
吉田弘司（宮城県山岳連盟）
飛田典男（大阪府山岳連盟）
木村義男（青森県山岳連盟）
目次俊雄（千葉県山岳・スポーツクライミング協会）
山本利幸（福井県山岳連盟）
小沢利一（山梨県山岳連盟）
【指導委員会推薦表彰】
辻敏夫（山梨県山岳連盟）
小畑和人（大阪府山岳連盟）
中村和義（長野県山岳協会）