野中生萌、川又玲瑛が「THE 1」を制する 賞金100万円を獲得
新たなボルダリングコンペティションの「THE 1」（主催：株式会社8611）が10月29、30日、都内のボルダリングジム「B-PUMP荻窪」で行われ、女子は野中生萌、男子は川又玲瑛が優勝し賞金100万円を獲得した。
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29日の「THE 1 – aspirant – supported by adidas TERREX」には、台湾、スウェーデン、イランなど各国代表選⼿をはじめ、W杯優勝経験を持つ渡部桂太といった実力者や、世界ユース選手権2022でボルダリング優勝の通谷律（ユースA男子）、同選手権リード2連覇の安楽宙斗（ユースA男子）らユース世代、さらにはパラクライミング界からW杯インスブルック大会銀メダリスト・高野正などバラエティに富んだクライマーが出場。予選、決勝を勝ち抜いた男女各6人が30日の「THE 1 – GIVE IT EVERYTHING – supported by adidas TERREX」に駒を進めた。
30日は今年のボルダリングW杯で年間ランキング1、2、3位を飾った緒方良行、楢崎智亜、藤井快や、東京五輪女子銀メダリストの野中生萌など世界で活躍するトップクライマーたちが参戦した。
アメリカ、スイス、オーストラリアなどこの日も国際色豊かなクライマーが競技した中、先日のコンバインドW杯盛岡大会で女子優勝の森秋彩と同男子ファイナリストの川又玲瑛が予選トップに躍り出た。
女子決勝は予選最終課題で唯⼀の完登を果たすなどコンディションの良さを感じさせていた野中が、他選⼿のあとを追う展開となったものの最終課題で逆転優勝。多くの場⾯でプレッシャーを跳ね除けてきた初代五輪メダリストがその実力を約200人の観客に見せつけた。
男子決勝は川又が予選に続く全完登。2位に2完登差をつけるなどその強さを遺憾なく発揮し、19歳の有望株が緒方、楢崎、藤井の“ビッグ3”を退けて見事優勝を飾った。
女子優勝の野中
男子優勝の川又
＜決勝リザルト＞
[女子]
1位：野中 生萌／3t4z 5 8
2位：菊地 咲希／3t4z 15 13
3位：大河内 芹香／3t3z 9 6
4位：森 秋彩／2t2z 4 4
5位：青柳 未愛／0t4z 0 9
6位：小池 はな／0t4z 0 9
[男子]
1位：川又 玲瑛／4t4z 7 7
2位：渡部 桂太／2t3z 3 6
3位：緒方 良行／1t4z 2 11
4位：藤井 快／1t4z 4 11
5位：安楽 宙斗／1t4z 7 10
6位：百合草 碧皇／1t2z 2 3
CREDITS
文 編集部 / 写真 8611 Inc.
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