16歳ワトソンが米国勢初優勝 大政は自己最高10位【スピードW杯2022第6戦 エジンバラ大会】
クライミングW杯のスピード第6戦がイギリス・エジンバラで現地時間9、10日に行われ、男子は16歳のサミュエル・ワトソン(米国)が米国勢初優勝。女子はアレクサンドラ・カルッカ(ポーランド)が制した。日本勢は大政涼が唯一の決勝トーナメント進出を果たし、自己最高10位でフィニッシュした。
5.42秒の日本記録を持つ大政は9日の予選で5.69秒の9位。上位16人による決勝トーナメントに進む。しかしその初戦は5.94秒で相手選手の5.82秒に及ばず。初のベスト8とはならなかったが、W杯自己最高の10位で大会を終えた。
男子優勝のワトソンは、世界記録保持者のキロマル・カティビンら強豪インドネシア勢が不在となったものの、6月のシャモニー大会で優勝したロン・ジンバオ(中国)を破っての頂点。16歳の新星がスピードW杯で初の金メダルを自国にもたらした。女子優勝のアレクサンドラ・カルッカは、双子姉妹対決となったナタリアとの優勝決定戦に勝利し、W杯で初めての戴冠となった。日本女子最高は林奈津美の19位だった。
<リザルト>
[男子]
1位:サミュエル・ワトソン(USA)/5.97秒
2位:ロン・ジンバオ(CHN)/6.93秒
3位:エリク・ノヤ・カルドーナ(ESP)/WILDCARD
4位:ジャン・ルカ・ゾダ(ITA)/FALSE START
――――――
10位:大政 涼(JPN)/5.94秒 ※決勝T進出
19位:北見 宗和(JPN)/6.22秒
24位:竹田 創(JPN)/6.29秒
32位:三田 歩夢(JPN)/7.82秒
33位:藤野 柊斗(JPN)/8.16秒
[女子]
1位:アレクサンドラ・カルッカ(POL)/7.47秒
2位:ナタリア・カルッカ(POL)/FALL
3位:エマ・ハント(USA)/7.28秒
4位:ジュリア・ランディ(ITA)/7.63秒
――――――
19位:林 奈津美(JPN)/8.79秒
22位:相原 麻菜美(JPN)/9.93秒
25位:金谷 春佳(JPN)/11.50秒
CREDITS
文 編集部 / 写真 IFSC