先週行われたコペル大会でリードW杯初優勝を飾った森秋彩

先週初優勝の森が連続エントリー クライミングW杯エジンバラ大会が今日から開催

 イギリス・エジンバラで現地時間9~11日(日本時間9~12日)、今シーズンのクライミングW杯スピード第6戦、リード第6戦が行われる。

 2カ月ぶりのW杯開催となるスピードには日本から男子5人、女子3人がエントリー。6月から8月までの間に3度の日本新記録をマークした大政涼、先月の世界ユース選手権でジュニア男子を制し大会史上初の日本人金メダリストとなった藤野柊斗らが出場する。予選は日本時間9日、決勝トーナメントは同11日明け方に予定されている。

 リードには男女6人ずつの日本勢が出場予定。注目は先週のコペル大会で3年ぶりの国際大会出場ながら日本女子2人目のリードW杯優勝を成し遂げた18歳の森秋彩。東京五輪金メダリストのヤンヤ・ガンブレットを彼女の地元スロベニアの地で破った勢いそのままに連勝を狙う。

 男子では森と同じ今年の国内王者である22歳の本間大晴が安定した戦いを続けている。コペル大会で開幕から5戦連続の決勝進出を果たし、年間ランキング首位をキープ。今大会でも好成績を収め、また一歩王座へと近づけるか。リードは予選が日本時間10日、準決勝が同11日、決勝が同12日未明から行われる。

 いよいよ今シーズンも終盤戦。今大会を終えると、スピード、リードともに今月24~26日のインドネシア・ジャカルタ大会を残すのみとなる。

 なお、イギリスではエリザベス女王が8日に死去したことを受け、いくつかのスポーツイベントが中止や日程変更を決定しており、クライミングW杯でも何らかの対応が取られる可能性がある。
 

クライミングW杯2022 エジンバラ大会(スピード第6戦、リード第6戦)

スケジュール

9月9日(金)
12:00 ~ /スピード男女予選(20:00 ~)
9月10日(土)
09:00 ~ 17:00/リード男女予選(17:00 ~ 25:00)
19:00 ~ /スピード男女決勝(27:00 ~)
9月11日(日)
11:00 ~ 13:30/リード男女凖決勝(19:00 ~ 21:30)
18:00 ~ /リード男子決勝、女子決勝(26:00 ~)

※スケジュールは予告なく変更される場合があります
※()内は日本時間
IFSC(国際スポーツクライミング連盟)公式YouTubeチャンネルで準決勝・決勝のライブ配信を予定

日本代表 出場予定選手

[男子]
大政 涼(松山大学)/S
北見 宗和(無所属)/S
竹田 創(日本体育大学)/S
藤野 柊斗(千葉商科大学付属高等学校)/S
三田 歩夢(船橋市立船橋高等学校)/S
緒方 良行(B-PUMP)/L
西田 秀聖(天理大学)/L
樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/L
本間 大晴(明治安田生命)/L
百合草 碧皇(早稲田大学)/L
吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/L

[女子]
相原 麻菜美(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)/S
金谷 春佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)/S
林 奈津美(奈良県山岳連盟)/S
伊藤 ふたば(TEAM au)/L
大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)/L
柿崎 未羽(早稲田大学)/L
谷井 菜月(明治安田生命)/L
中川 瑠(日本大学)/L
森 秋彩(茨城県山岳連盟)/L

※左から氏名、所属先、出場種目(S=スピード、L=リード)
※出場予定選手は8月15日付JMSCA発表による

CREDITS

編集部 / 写真 © Dimitris Tosidis / IFSC

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