2年連続の年間優勝に向けて1位につける緒方良行

男子年間優勝は緒方か、楢崎か ボルダリングW杯最終戦がインスブルックで今日から開催

 2022シーズンのクライミングW杯ボルダリング最終戦(第6戦)がオーストリア・インスブルックで22~24日に行われる。

 最大の注目は男子の年間優勝争い。男子年間王者の称号は日本勢が手にすることがすでに決まっている。可能性があるのは3845ポイントで1位の緒方良行と2950ポイントで2位の楢崎智亜。今シーズンは全6戦のうち成績の良い5戦分の合計ポイントで最終順位が決まる。状況は緒方に分があり、楢崎が逆転し2016、19年に続く3度目の栄冠を掴むには最終戦で優勝かつ緒方が4位以下となることが条件となる。緒方は3位以内に入れば2年連続で王者に輝く。

現在年間2位の楢崎智亜(写真:© Dimitris Tosidis/IFSC)

 日本勢は緒方、楢崎を含めた男子8人と女子6人が出場予定。女子の年間優勝はナタリア・グロスマン(米国)で決まっているが、2位には野中生萌、6位には伊藤ふたばがつけており、こちらの最終順位も気になるところ。なお、井上祐二はコロナ陽性で、松藤藍夢は負傷のため欠場が発表されている。

 25、26日には同じインスブルックでリード第1戦が行われる。一部の日本人選手はボルダリングからの連戦となり、昨シーズン年間3位の樋口純裕、今年国内を制した本間大晴らが今シーズンのクライミングW杯に初登場する。
 

クライミングW杯2022 インスブルック大会(ボルダリング第6戦、リード第1戦)

スケジュール

6月22日(水)ボルダリング
09:00 ~ 16:00/男女予選(16:00 ~ 23:00)
6月23日(木)ボルダリング
13:00 ~ 15:30/男子準決勝(20:00 ~ 22:30)
19:45 ~ 21:30/男子決勝(26:45 ~ 28:30)
6月24日(金)ボルダリング
13:00 ~ 15:30/女子準決勝(20:00 ~ 22:30)
19:45 ~ 21:30/女子決勝(26:45 ~ 28:30)
6月25日(土)リード
09:00 ~ 15:00/男女予選(16:00 ~ 22:00)
19:00 ~ 21:30/男女準決勝(26:00 ~ 28:30)
6月26日(日)リード
19:00 ~ 20:00/女子決勝(26:00 ~ 27:00)
20:15 ~ 21:15/男子決勝(27:15 ~ 28:15)

※スケジュールは予告なく変更される場合があります
※()内は日本時間
IFSC(国際スポーツクライミング連盟)公式YouTubeチャンネルで準決勝・決勝のライブ配信を予定

日本代表 出場予定選手

[男子]
緒方 良行(B-PUMP)/B・L
川又 玲瑛(日本大学)/B
高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)/B
土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/B
楢崎 智亜(TEAM au)/B
樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/L
藤井 快(TEAM au)/B・L
本間 大晴(明治安田生命)/L
山口 賢人(大阪学院大学)/B
百合草 碧皇(早稲田大学)/L
吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/B・L

[女子]
青柳 未愛(日本大学)/B
阿部 桃子(相模女子大学)/L
伊藤 ふたば(TEAM au)/B・L
大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)/L
柿崎 未羽(早稲田大学)/L
菊地 咲希(日新火災)/B
倉 菜々子(愛知県山岳連盟)/B
小池 はな(川口市立高等学校)/B・L
谷井 菜月(明治安田生命)/L
中川 瑠(日本大学)/L
野中 生萌(無所属)/B

※左から氏名、所属先(5月18日時点)、出場種目(B=ボルダリング、L=リード)

CREDITS

編集部 / 写真 © Daniel Gajda/IFSC

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