ユースA男子でリードに続く2冠を達成した安楽宙斗

安楽宙斗がリードに続く2冠 関口準太、野部七海は2連覇【ボルダリングユース日本選手権2022】

 スポーツクライミングの第8回ボルダリングユース日本選手権決勝が12日、鳥取県倉吉市の鳥取県立倉吉体育文化会館で行われ、各カテゴリーの王者が決定した。

 先月のリードユース日本選手権に続く優勝を遂げたのが、ユースA男子で出場した安楽宙斗。最終第3課題を一撃したことで、2、3位を完登に要したアテンプト数の差で上回った。リードとの2冠を達成したのは全カテゴリーを通じて安楽のみだった。同じユースAの女子では予選首位だった竹内亜衣が決勝も1位。ただ一人の全完登だった。

 年長カテゴリーのジュニアでは、男子第2課題を絶妙なボディバランスでただ一人完登した関口準太がそのまま逃げ切って優勝。女子では野部七海が第2課題を唯一攻略し、第3課題では残り2秒でゴール取りのランジを決めて全完登での優勝。2人とも昨年のユースA王者であり、カテゴリーをまたいでの連覇を達成した。年少カテゴリーのユースBは石原凛空、村越佳歩がいずれも完登に要したアテンプト数の差で制している。

男子ジュニアを制した関口準太

決勝第2課題を唯一完登した女子ジュニア優勝の野部七海

 各カテゴリーの男女優勝者らは今年のユース日本代表に内定。メンバーは後日正式発表され、強化合宿などを行った後、8月に米国・ダラスで行われる世界ユース選手権へと臨む。
 

<表彰台一覧>

男子ジュニア(2003、04年生まれ)

1位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/2t3z 7 5
2位:安川 潤(早稲田大学)/1t3z 2 5
3位:鷹見 真洋(無所属)/1t2z 1 2

女子ジュニア(2003、04年生まれ)

1位:野部 七海(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/3t3z 11 11
2位:滝口 萌(福島県山岳連盟)/2t3z 3 4
3位:葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/2t3z 10 11

男子ユースA(2005、06年生まれ)

1位:安楽 宙斗(千葉県立八千代高等学校)/2t3z 4 3
2位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/2t3z 6 5
3位:小俣 史温(東京都山岳連盟)/2t3z 10 9

女子ユースA(2005、06年生まれ)

1位:竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)/3t3z 5 4
2位:小倉 紗奈(奈良県山岳連盟)/2t3z 4 6
3位:抜井 美緒(奈良県立香芝高等学校)/2t2z 3 2

男子ユースB(2007、08年生まれ)

1位:石原 凛空(東京都山岳連盟)/2t3z 4 5
2位:山田 航大(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/2t3z 5 9
3位:藏敷 慎人(兵庫県山岳連盟)/2t3z 7 4

女子ユースB(2007、08年生まれ)

1位:村越 佳歩(茨城県山岳連盟)/2t3z 3 8
2位:関川 愛音(八戸市立湊中学校)/2t3z 8 8
3位:小田 菜摘(大阪府山岳連盟)/1t2z 1 4

※左から氏名、所属先、決勝成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数

「第8回ボルダリングユース日本選手権倉吉大会」特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top