スピードクライミングの2022年日本代表、第4期パリ五輪強化選手が発表
JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は11日、今月行われたスピードジャパンカップ(以下SJC)、スピードユース日本選手権(以下SYC)の結果などを受け、2022年のW杯およびアジア選手権を派遣対象とするスピード日本代表選手、ならびに第4期パリ五輪強化選手を発表した。
今シーズンのスピード日本代表に選ばれたのは、SJCで3位以内、もしくはSJC、SYCで男子6.7秒以内、女子9.4秒以内の記録を残した男女合わせて11人。男子では大政涼、池田雄大、北見宗和、女子では林かりんが昨年に続く代表入りで、SJCで5.79秒の好タイムを計測し頂点にも輝いた大政は唯一3年連続で日本代表に名を連ねる形となった。SJC女子優勝の河上史佳ら、その他の7人は日本代表初選出。このメンバーの中から大会ごとに派遣選手が選ばれる。7月末までに行われるJMSCA指定の大会で基準タイムを切った場合には追加で代表資格を得られるため、今回未選出となった選手にもチャンスは残っている。
また、2024年パリ五輪に向けた重点的な強化対象となる五輪強化選手の第4期には、SJCの優勝選手と、SJCまたはSYCで代表基準タイムよりも速く設定された基準タイムをクリアした選手が選ばれ、男子は大政、池田、北見、藤野柊斗、三田歩夢、女子は河上史佳、林、竹内亜衣がその座を掴んでいる。
※4月15日付で日本代表に竹田創、安川潤、パリ五輪強化選手に竹田創、林奈津美(いずれもBランク)が追加されました
※6月16日付で日本代表に真鍋竜、パリ五輪強化選手に安川潤(Aランク)が追加され、藤野柊斗、林かりんがパリ五輪強化選手BランクからAランクに昇格しました
※7月19日付で日本代表に竹中翔、阿部央彦、森本治誉、相原麻菜美、金谷春佳が追加、パリ五輪強化選手に谷井和季(Bランク)が追加され、大政涼が同AランクからSランクに昇格しました
※8月12日付で日本代表に赤羽陸、多月萌々菜が追加されました
2022シーズン スピード日本代表
[男子]
大政 涼(松山大学)
安川 潤(早稲田大学)
池田 雄大(無所属)
藤野 柊斗(千葉商科大学付属高等学校)
竹田 創(日本体育大学)
谷井 和季(橿原市立光陽中学校)
北見 宗和(無所属)
三田 歩夢(船橋市立船橋高等学校)
竹中 翔(岐阜県山岳連盟)
梶 晃悠(九州産業大学)
阿部 央彦(松山聖陵高等学校)
森本 治誉(岐阜県山岳連盟)
真鍋 竜(愛媛県立西条高等学校)
[女子]
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
林 奈津美(奈良県山岳連盟)
河上 史佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
金谷 春佳(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
相原 麻菜美(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)
多月 萌々菜(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
第4期JMSCAパリ五輪強化選手(スピード種目)
【男子Aランク】
大政 涼(松山大学)
【男子Aランク】
安川 潤(早稲田大学)
池田 雄大(無所属)
藤野 柊斗(千葉商科大学付属高等学校)
【男子Bランク】
北見 宗和(無所属)
三田 歩夢(船橋市立船橋高等学校)
竹田 創(日本体育大学)
谷井 和季(橿原学院高等学校)
【女子Aランク】
[Aランク]
河上 史佳(取県山岳・スポーツクライミング協会)
林 かりん(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
【女子Bランク】
竹内 亜衣(千葉市立千葉高等学校)
林 奈津美(奈良県山岳連盟)
関連リンク:【スピード】2022年スポーツクライミング国際大会派遣選手について
関連リンク:【スピード】スポーツクライミング第4期JMSCAパリオリンピック強化選手について
CREDITS
文 編集部 / 写真 窪田亮