パリ五輪強化選手Sランクの吉田智音

スポーツクライミングの2022年リード日本代表が発表

 JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は21日、今月行われたリードジャパンカップ(以下LJC)の結果などを受け、2022年のW杯およびアジア選手権を派遣対象とするリード日本代表選手23人を発表した。

 BJC(ボルダリングジャパンカップ)とLJCの順位をかけ算した数が小さい男女各2人のパリ五輪強化選手Sランク、今年1月1日時点で世界ランキング10位以内に入ったIFSC枠保有選手、LJC上位の選手が選出され、この中から参加優先順などを考慮した上で大会ごとに派遣選手が選ばれる。

 リード代表初選出となったのは安楽宙斗、小池はな、松田喜々、石井未来の4人。安楽、小池、松田は3種目を通じて初の代表入りとなった(小池は同日発表のボルダリング日本代表にも初選出)。その一方で東京五輪に出場した楢崎智亜、野中生萌はLJCで上位進出を逃したことにより今シーズンは代表を外れた。

 リードW杯は6月にオーストリア・インスブルックで開幕し、10月の中国・呉江大会まで全7戦が組まれている。アジア選手権は6月に韓国で行われる予定。
 

2022シーズン リード日本代表

[男子]
藤井 快(29/TEAM au)*優先順1
吉田 智音(17/奈良県立青翔高等学校)*優先順1
樋口 純裕(29/佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)*優先順2
本間 大晴(22/日本大学)*優先順3
緒方 良行(24/B-PUMP)*優先順3
百合草 碧皇(19/早稲田大学)*優先順3
天笠 颯太(21/日本大学)*優先順3
是永 敬一郎(26/静岡県山岳・スポーツクライミング連盟)*優先順3
西田 秀聖(19/天理大学)*優先順3
安楽 宙斗(15/八千代市立大和田中学校)*初 *優先順3
高田 知尭(27/鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)*優先順3

[女子]
森 秋彩(18/茨城県山岳連盟)*優先順1
伊藤 ふたば(19/TEAM au)*優先順1
谷井 菜月(18/橿原学院高等学校)*優先順2
阿部 桃子(19/相模女子大学)*優先順2
小武 芽生(24/エスエスケイフーズ)*優先順3
大田 理裟(29/山口県山岳・スポーツクライミング連盟)*優先順3
柿崎 未羽(18/明法高等学校)*優先順3
中川 瑠(17/金蘭会高等学校)*優先順3
小池 はな(16/川口市立高等学校)*初 *優先順3
石井 未来(21/愛知県山岳連盟)*初 *優先順3
久米 乃ノ華(18/船橋市立船橋高等学校)*優先順3
松田 喜々(24/沖縄県山岳・スポーツクライミング連盟)*初 *優先順3

※左から氏名、年齢、所属先(2月21日時点)、備考
※優先順1=五輪強化選手Sランク
※優先順2=IFSC枠保有
※優先順3=リードジャパンカップ上位選手
※IFSC枠=2022年1月1日時点で該当種目の世界ランキング10位以内の選手。個別にW杯出場権が与えられる

関連リンク:【リード】2022年スポーツクライミング国際大会派遣選手について

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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