連覇に向けて藤井快が首位発進【ボルダリングジャパンカップ2022】
5日に三重県の四日市ドームで開幕したスポーツクライミングの第17回ボルダリングジャパンカップ。男子予選は前回王者の藤井快が全5課題を完登して首位に立ち、5度目の頂点に向けて好スタートを切った。
1番手で登場した藤井は淡々と完登を重ねていった。強傾斜課題、緩傾斜課題といずれも少ないアテンプト数で仕留め、フラッシュは3回を記録した。
藤井が優勝した昨年9月の世界選手権ボルダリングで準優勝していた楢崎智亜もそれに続き、途中トライを重ねてしまう場面があったものの5つの完登をスコアブックに刻む。さらに石松大晟、智亜の弟の楢崎明智、土肥圭太も素晴らしいパフォーマンスですべての課題を登り切った。最終的にはゾーン獲得に要したアテンプト数の差で藤井が優位に立った。
一方で、前回ファイナリストで4位だった天笠颯太は25位、世界ランキング9位で今季W杯ボルダリングの出場権をすでに手にしている高田知尭は28位に終わり、予選上位20人による準決勝には惜しくも届かなかった。準決勝は明日11時から女子と同時に開始される。
<準決勝進出選手>
1位:藤井 快(TEAM au)/5t5z 8 6
2位:石松 大晟(Base Camp)/5t5z 8 8
2位:楢崎 明智(TEAM au)/5t5z 8 8
4位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/5t5z 10 7
5位:楢崎 智亜(TEAM au)/5t5z 13 5
6位:井上 祐二(無所属)/4t5z 5 7
7位:緒方 良行(B-PUMP)/4t5z 8 7
8位:星 優輝(群馬県山岳連盟)/4t5z 9 14
9位:川又 玲瑛(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/4t5z 11 11
10位:北江 優弥(東京都山岳連盟)/4t5z 12 7
11位:大政 涼(松山大学)/4t5z 14 12
12位:小福田 透(岡山県山岳・スポーツクライミング連盟)/3t5z 3 9
13位:関口 準太(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/3t5z 4 8
14位:渡部 桂太(住友電装)/3t5z 4 12
15位:山口 賢人(大阪府山岳連盟)/3t5z 5 9
16位:通谷 律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/3t5z 6 26
17位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/3t5z 7 5
18位:塚田 遼河(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/3t5z 7 8
19位:亀山 凌平(岐阜県山岳連盟)/3t5z 7 9
20位:本間 大晴(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/3t5z 12 12
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CREDITS
取材・文 編集部 / 写真 窪田亮