野口啓代、2022年は「セカンドキャリアの土台を」
15日、JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)が開いた2021シーズン表彰式で優秀選手賞を受賞した野口啓代が報道陣の囲み取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。
――2021年はどのようなシーズンだったか。
「五輪という大舞台があって、私にとって競技人生最後の大会を終えて、その後にJMSCAで表彰(東京五輪表彰)していただきました。今回また表彰していただけるのでとてもありがたいなと思っています」
――2021シーズンで印象的だったことは何か。
「目標としていた五輪の金メダルには届かなかったのですが、銅メダルを獲得したことですごくたくさんの方が喜んでいただきました。自分にとって最後の舞台でみなさんに祝っていただけてとてもうれしかったですし、競技人生引退後のセカンドキャリアに向かうにあたりすごくいい最後になったと思っています」
――昨年末には結婚の報告があった。
「自分の中ではそれほど大きな変化とは感じていなかったのですが、周りのみなさんからご連絡をいただいたり、お祝いの言葉をいただいたりして、世間からみると大きな変化なんだなと感じました。籍も変わってより気が引き締まりましたね」
――新年をスタートさせるにあたり、2人で話したことはあるか。
「特にはありませんが、私は大会がない年の始まりで、彼にとっては今年も変わらず大会があり新たな目標にも向かっていると思うので、それぞれ違う環境ですが頑張っていきたいですね」
――正月はどのように過ごしたか。
「今までと変わらず、実家で年を越しました。例年通りの年明けだったんですが、五輪前と五輪が終わってから迎える新年では感じ方が全然違いました」
――今はどれくらい登っているか。
「これまで通りではないですけど、壁のある実家ではお仕事がない時、自分の登りたい時に登っています」
――今年の抱負を。
「今年はセカンドキャリアの1年目なので、いろんなことを勉強して、これからのキャリアの土台をしっかり作り上げられたらいいなと思います。またみなさんの前で何かいいご報告ができたらと思っています」
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文・写真 編集部