スポーツクライミングジャパンツアー2021の全日程が終了
7月から開催されていたJMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)主催による「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR」(以下ジャパンツアー)の2021シーズンは、12月11日にクライミングジム「Fish and Bird」(東京都江東区)で行われたボルダリング第8戦をもって全日程を終了した。
2019年にスタートしたジャパンツアーは、国内の競技力向上と、ボルダリング・リード・スピード各ジャパンカップへの出場選考を目的としたシリーズ戦。出場した各種目各大会の順位(ジャパンカップの優先出場選手を除く)に応じて獲得できるポイントで年間ランキングを競い、上位の男子40名、女子30名に翌年の各種目ジャパンカップ出場権が与えられる。
全8戦が行われたボルダリングでは佐野大輝、青柳未愛、全6戦のリードでは鈴木音生、大田理裟、石井秀佳、全3戦のスピードでは赤羽陸、多月萌々菜がそれぞれ男女のランキング1位でフィニッシュした。中でも17歳の鈴木はリード男子全6戦に出場し、そのすべてで決勝に進出(第4戦は悪天候のため決勝は行われなかったものの4位)。尻上がりに調子を上げ、第5戦、第6戦でトップに立ちリード種目の総合ポイント上限である「200」に到達した。
彼らが出場権を得た2022年のジャパンカップは、2月5、6日に三重県四日市市で第17回ボルダリングジャパンカップが、2月12~14日に千葉県印西市で第35回リードジャパンカップが予定されている(スピードジャパンカップは開催日未定)。
<SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2021 ランキング>
ボルダリング男子
1位:佐野 大輝/260pt
2位:土肥 圭太/230pt
3位:亀山 凌平/220pt
ボルダリング女子
1位:青柳 未愛/220pt
2位:平野 夏海/216pt
3位:葛生 真白/192pt
リード男子
1位:鈴木 音生/200pt
2位:西田 秀聖/180pt
2位:是永 敬一郎/180pt
リード女子
1位:大田 理裟/175pt
1位:石井 秀佳/175pt
3位:吉田 清華/155pt
3位:小倉 紗奈/155pt
スピード男子
1位:赤羽 陸/114pt
2位:淺見 陽樹/112pt
3位:杉本 侑翼/100pt
3位:三田 歩夢/100pt
スピード女子
1位:多月 萌々菜/127pt
2位:大嶋 あやの/116pt
3位:竹内 亜衣/100pt
3位:金谷 春佳/100pt
「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2021」特設サイト
CREDITS
文 編集部 / 写真 JMSCA