2021年度パラクライミング・ジャパンシリーズ第1戦が広島県福山市で開催
20日、エフピコアリーナふくやま(広島県福山市)でJPCA(日本パラクライミング協会)主催による「2021年度パラクライミング・ジャパンシリーズ第1戦」が行われた。
9月にロシア・モスクワで開催されたパラクライミング世界選手権での優勝者3人を含むパラクライマーたちが参加し、同選手権金メダリストの會田祥(男子B1)、濵ノ上文哉(男子B2)がいずれも1位に立った。
広島県福山市での大会は2回目で、有観客での開催は今回が初。競技の模様は動画でライブ配信され、多くの人が壁に挑むパラアスリートの登りを観戦できる大会となった。大会スタッフは大会終了後、「今後の日本の活躍がますます期待できる」と競技レベル向上の手ごたえを語った。
▼パラクライミング
「視覚障がい」と「身体機能障がい」に大別され、さらにそれぞれの障がいの原因や程度によっていくつかのクラス分けがされている。ルールは東京五輪のスポーツクライミングで行われたリード競技とほぼ同様で、クライミングウォールに設定された課題をどの高度まで登ることができたかで順位が決まる。視覚障がいの選手はパートナーとなるガイドからの声による指示を参考にして、手がかり足がかりを探しながら登る。
<優勝者一覧>
[視覚障がい]
男子B1:會田 祥
男子B2:濱ノ上 文哉
男子B3:中越 祐太
女子B1:青木 宏美
女子B2:前岡 ミカ
[身体機能障がい/下肢]
男子AL1:大内 秀之
男子AL2:結城 周平
女子AL2:渡邉 雅子
[身体機能障がい/上肢]
男子AU1:大沼 和彦
[身体機能障がい/神経障がい]
男子RP1:岡田 卓也
男子RP3:安良岡 伸浩
女子RP1:加藤 あすみ
女子RP3:吉田 桃子
JPCA(日本パラクライミング協会)公式サイト
日本パラクライミング協会 YouTube公式チャンネル
CREDITS
構成 編集部 / 写真 宮地信樹