「第5回国際ロッククライミング研究学会大会」が11月11日からオンライン開催 国内外の識者が東京五輪などをテーマに講演
国内外の識者が様々なテーマでクライミングについて講演する「第5回国際ロッククライミング研究学会大会」が、国際ロッククライミング研究協会(IRCRA)主催で11月11日(木)~14日(日)にオンライン開催される。
学会大会のテーマは「クライミングのさらなる発展のために ~クライミングの研究と実践のギャップを埋める。東京2020オリンピックを振り返る~」。海外識者がスポーツクライミングの医科学的問題やトレーニングアプローチなどについて語る他、日本からも平山ユージ氏、安間佐千氏、小林幸一郎氏ら著名クライマーが登壇し、自身の経験に基づいた特別レポートを講演する。
東京五輪を特集する4日目には、スポーツマネージャーとして五輪開催を支えた小日向徹氏による特別講演に加え、安井博志氏、金メダリストのヤンヤ・ガンブレットを指導するロマン・クライニク氏、スピードクライミングで世界新記録を樹立したアレクサンドラ・ミロスラフのコーチなど五輪に参加した4人の各国代表スタッフが出演する。
学会期間中はWEB会議システム「Zoom」内にブレイクアウトルームが複数用意され、世界各国のクライミング研究者、クライミングコーチ、クライマーたちと交流することができる。参加申し込みはIRCRA公式サイト(本記事下部にリンク)より。
第5回国際ロッククライミング研究学会大会
主催:国際ロッククライミング研究協会(IRCRA)
主管:第5回IRCRA学会大会実行委員会
大会実行委員長:水村信二(明治大学教授、IRCRA理事)
大会本部:明治大学
後援:国際スポーツクライミング連盟(IFSC)、日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)、全日本大学スポーツクライミング協会(JUSCA)、明治大学
スポンサー:KAILAS、LUXOV
第5回学会大会テーマ:
「クライミングのさらなる発展のために ~クライミングの研究と実践のギャップを埋める。東京2020オリンピックを振り返る~」
開催日程
11月11日(木)~ 14日(日)
各日20:00 ~ 25:00(オンライン開催)
参加費
全日程(10月31日までの申込み):30,000円(学生10,000円)
全日程(11月1日までの申込み):35,000円(学生12,000円)
1日間:12,000円(学生4,000円)
※支払いはクレジットカードのみ
主な内容
【プレナリーレクチャー】
▼ 1日目
○クライミングの医学「オリンピック参入決定後のスポーツクライミングにおける医学的問題の変化」(Schöffl Volker教授 MDPh.D)
▼ 2日目
○ クライミングの生理学「C-HIPPER研究による高性能への道の構築」バネッサ・エスパーニャ・ロメロ(IRCRA会長)
▼ 3日目
○ クライミング研究の現場活用「科学的根拠に基づくトレーニングアプローチ」テイラー・リード(IRCRA事務局長)
▼ 4日目 <東京五輪特集>
総論
○「嵐の真っ只中にいた個人的な視点からの東京2020でのスポーツクライミングデビュー」小日向徹(東京五輪スポーツマネージャー)
各論
○「海外代表チームのヘッドコーチとして」ウルス・ストッカー(ドイツ代表ヘッドコーチ)
○「開催国代表チームのヘッドコーチとして」安井博志(日本代表ヘッドコーチ)
○「金メダリストのパーソナルコーチとして」ロマン・クライニク(ヤンヤ・ガンブレット選手パーソナルコーチ)
○「五輪で世界新記録を樹立したスピード選手のコーチとして」マテウス・ミロスラフ(アレクサンドラ・ミロスラフ選手コーチ、ポーランドスピードチームコーチ)
【日本からの特別レポート】
▼ 1日目
○「より良い形でクライミング文化、岩場を継承する試み」平山ユージ(プロクライマー/1998年、2000年リードW杯年間優勝)
▼ 2日目
○「私のクライミング活動」安間佐千(プロクライマー/2012、13年リードW杯年間優勝)
▼ 3日目
○「パラクライミングと私の人生」小林幸一郎(パラクライマー/5度の世界選手権優勝)
○「アウトドア教育におけるクライミング」針ヶ谷雅子(国際キャンプフェロー理事)
○「日本のスポーツクライミング競技発展における国民体育大会の重要性」水村信二(明治大学教授、JMSCA・IRCRA理事)
※すべての講演は英語で行われます
申込み先
IRCRA公式サイト(英語)
▼ 申し込み手順
ステップ1:参加フォームの送信
ステップ2:参加費納入(クレジットカード)
CREDITS
文 編集部 / 写真 IRCRA