[競技順]スポーツクライミング 男子複合決勝【東京五輪】

 8月5日17時30分からスタートする東京五輪のスポーツクライミング男子決勝。スピード、ボルダリング、リードの3種目を1人の選手がこなし、各順位をかけ算した値の小ささを競う「複合」で行われる。本記事では男子決勝における各種目の競技順を紹介する。

【東京五輪】スポーツクライミングの競技ルールをわかりやすく解説!

 予選は今大会への出場資格がかかった大会での成績順、いわゆるシーディングにより各種目共通の競技順だったが、決勝は種目ごとに変わる。決勝出場者内での予選各種目の順位を用いて、スピードはトーナメントを組み、ボルダリングとリードは該当種目の下位選手から競技を開始する。
 

[男子複合決勝]スピード|17:30 ~

 速さを競うスピード。決勝は予選と異なり、対人戦によるトーナメント方式で行う。決勝進出選手内の予選スピード順位が「9」となる組み合わせ(例:1位選手 vs 8位選手)。いくら速いタイムを出しても、対戦相手より先にゴールパッドを叩かなければ意味がない。初戦の勝者4名と敗者4名でトーナメントを組み、1位から8位までを決める。

1回戦
【1】バッサ・マウェム(FRA)× アダム・オンドラ(CZE)※バッサ・マウェムは欠場
【2】コリン・ダフィー(USA)× アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)
【3】楢崎智亜(JPN)× ヤコブ・シューベルト(AUT)
【4】ミカエル・マウェム(FRA)× ナサニエル・コールマン(USA)

2回戦
【1】の勝者×【2】の勝者(A)
【3】の勝者×【4】の勝者(B)

【1】の敗者×【2】の敗者(C)
【3】の敗者×【4】の敗者(D)

順位決定戦
1・2位決定戦:(A)の勝者×(B)の勝者
3・4位決定戦:(A)の敗者×(B)の敗者
5・6位決定戦:(C)の勝者×(D)の勝者
7・8位決定戦:(C)の敗者×(D)の敗者

[男子複合決勝]ボルダリング|18:30 ~

 完登数を競うボルダリング。決勝は予選と異なり、課題数が3つに減り、1課題あたりの制限時間も4分間と短くなる。競技進行方法も変わり、1つの課題を全員が終えた時点で次の課題に移るW杯決勝方式で行う。また、競技前には全員で行う各課題2分間のオブザベーションタイムが与えられる。

【1】バッサ・マウェム(FRA)※欠場
【2】アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)
【3】ナサニエル・コールマン(USA)
【4】ヤコブ・シューベルト(AUT)
【5】コリン・ダフィー(USA)
【6】アダム・オンドラ(CZE)
【7】楢崎智亜(JPN)
【8】ミカエル・マウェム(FRA)

※左から競技順、選手名、国名

[男子複合決勝]リード|21:10 ~

 どこまで登れたかを競うリード。予選からの大きな変更はなく、制限時間6分間での到達高度が成績になる。トライは1度のみで、やり直しができない。

【1】バッサ・マウェム(FRA)※欠場
【2】楢崎智亜(JPN)
【3】ミカエル・マウェム(FRA)
【4】ナサニエル・コールマン(USA)
【5】アダム・オンドラ(CZE)
【6】アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)
【7】コリン・ダフィー(USA)
【8】ヤコブ・シューベルト(AUT)

※左から競技順、選手名、国名

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編集部 / 写真 © Daniel Gajda/IFSC

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