いよいよスポーツクライミングが五輪デビュー！競技初日は楢崎智亜、原田海が登場

　東京2020オリンピックの大会12日目にあたる8月3日、いよいよスポーツクライミングが五輪デビューを果たす。競技初日に行われるのは男子予選。日本からは楢崎智亜、原田海の2人が登場する。

　今大会のスポーツクライミング競技は、スピード、ボルダリング、リードの3種目を1人の選手がこなし、各順位をかけ算した値の小ささを競う「複合」でメダルが争われる。オリンピック競技で上方向に進む種目は珍しく、またボルダリングとリードでルートセッターがラウンドごとに登る課題を設定するユニークさ、オブザベーション時にライバル同士が登り方を相談し合う姿も話題を呼びそうだ。

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　日本は課題をいくつ登り切れたかを競うボルダリングを中心に国際大会を席巻しているが、楢崎と原田もこの種目を最も得意とする。総合力も持ち合わせており、初めて行われた五輪選考大会である2019年の世界選手権複合で楢崎が優勝、原田が4位に入賞した。いずれも上位進出が期待でき、特に3種目ともハイレベルにこなす楢崎は押しも押されもせぬ金メダル候補筆頭だ。

　注目の高まる競技開始は17時。スピードからスタートし、18時からのボルダリング、21時10分からのリードと続く。テレビ放送はNHK BS1での生放送、民放オリンピック公式動画サイト「gorin.jp」での生配信が予定されている。歴史的な1日に臨む男子20名のクライマーに、画面越しでの声援を送りたい。