未来を担うキッズクライマーたちが躍動! 「第1回ファイテン・スカイAカップ」が開催

 スポーツクライミングのユース大会「第1回ファイテン・スカイAカップ」が3日、リード壁とボルダリング壁を有するクライミングジム「ROCKLANDS」(東京都江戸川区)で行われ、100名以上の小中学生が日々の練習成果を披露した。

 大会はユースB(2006年、07年生まれ)からユースD(2010年、11年生まれ)を対象とした、2024年パリ五輪の実施種目2種目コンバインド(ボルダリング、リード)による「ユースコンバインド大会枠」と、小学1年生から中学3年生までが対象でボルダリングのみの出場となる「のぼコン枠」に分かれて実施。前者は「CSテレ朝チャンネル1/スカパーオンデマンド」で、後者はスカイAのYouTube公式チャンネルで生放映された。

 先月の公式大会「第4回コンバインドジャパンカップ」の順位決定方式を一部引用した特別ルールで行われた「ユースコンバインド大会枠」では、2021年のスピード種目ユースB日本代表・関川愛音(めろでぃ)らが優勝。各カテゴリーの総合1位全員がボルダリングとリードで1位を獲得する好成績を残した。

 「みんなが力強い登りをしていて、登ることが本当に好きで好きでたまらない、全力を発揮する機会を待ち望んでいた! そんな気持ちが言葉にせずとも伝わってくるようでした」と話したのは今大会の主催者で、全国各地を巡る大会「のぼコン」を開いている「のぼコン実行委員会」と「ヒローズアップ!クライミングクラブ」の実行委員長・太田裕樹氏。

 以前からクライミングの普及発展に努めている太田氏は、「この場を借りて出場してくださった全ての選手のみなさま、残念ながら出場は叶わなかったものの応募してくださったみなさま、そして大会に関わった全ての関係者のみなさまに御礼したい」と感謝の言葉を述べると、最後は参加した子どもたちに向けて以下のメッセージを残した。

 「みんなが力を存分に発揮できるように、多くの大人が昼夜を問わず準備し、大会が無事に開催されました。色々なニュースが飛び交う世の中ですが、こうしてみんなの成長を心の底から応援している人たちが私を含め沢山いるということ、『全力で夢に向かって進んでいっていい』ということを感じてもらえたらと思います。今大会ではボルダーでもリードでも、国内有数のルートセッターたちが集まってくれました。全ての課題に込められたセッターからの想いを感じて、この先の成長の糧にしていってもらえたら嬉しいです」

参加者に大会進行の案内をする太田裕樹氏。(写真:本人提供)

「第1回ファイテン・スカイAカップ」大会公式サイト

CREDITS

取材・文・写真 編集部

※当サイト内の記事・テキスト・写真・画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

back to top