首位通過した高田知尭

高田知尭が首位で決勝へ【コンバインドジャパンカップ2021 男子予選】

 18日、第4回コンバインドジャパンカップの男子予選が岩手県営運動公園スポーツクライミング競技場(盛岡市)で行われ、ボルダリングで2位、リードで4位と安定した成績を残した高田知尭が首位で決勝に進出した。

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 第1種目ボルダリングは完登者が3名のみだった第4課題を一撃するなどした井上祐二が全完登に到達して首位。高田もアテンプトは重ねながら見事に修正して4完登となり、2人が予選唯一の全課題完登者となった。東京五輪代表の楢崎智亜は3連続フラッシュも最後でつまづき、3完登で4位につける。

井上祐二が全完登してボルダリング首位。

 高田はリードでも高度34+と上位に入る結果を残し、合計186.67ポイントで総合首位。井上は順位を落としてしまったが、ボルダリングでの貯金は大きく、180ポイントで総合2位となった。3位に天笠颯太が入り、4位に東京五輪代表の楢崎智亜、以下、藤井快、川又玲瑛、緒方良行、小西桂の順でファイナリストが決まった。リードでは百合草碧皇がただ一人の完登で100ポイントを獲得したが、ボルダリングでのミスが響いてファイナルには進めなかった。

百合草碧皇がリードで唯一完登を記録したが、決勝には届かなかった。

<予選リザルト>

1位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
 186.67pt(B 98.98pt/L 87.69pt)
2位:井上 祐二(無所属)
 180.00pt(B 100.00pt/L 80.00pt)
3位:天笠 颯太(日本大学)
 163.53pt(B 80.97pt/L 82.56pt)
4位:楢崎 智亜(TEAM au)
 163.29pt(B 75.6pt/L 87.69pt)
5位:藤井 快(TEAM au)
 163.19pt(B 75.5pt/L 87.69pt)
6位:川又 玲瑛(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)
 160.52pt(B 75.4pt/L 85.12pt)
7位:緒方 良行(ホリプロ)
 160.01pt(B 74.89pt/L 85.12pt)
8位:小西 桂(神奈川県山岳連盟)
 152.33pt(B 74.9pt/L 77.43pt)
――――――
9位:北江 優弥(東京都山岳連盟)
 151.84pt(B 74.92pt/L 76.92pt)
10位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)
 138.22pt(B 55.66pt/L 82.56pt)
11位:百合草 碧皇(早稲田大学)
 135.22pt(B 35.22pt/L 100.00pt)
12位:大政 涼(松山大学)
 134.81pt(B 49.69pt/L 85.12pt)
13位:杉本 怜(オリエンタルバイオ)
 127.02pt(B 50.1pt/L 76.92pt)
14位:本間 大晴(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)
 120.31pt(B 30.06pt/L 90.25pt)
15位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
 120.14pt(B 35.02pt/L 85.12pt)
16位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
 119.9pt(B 29.65pt/L 90.25pt)
17位:山口 賢人(大阪府山岳連盟)
 112.41pt(B 29.85pt/L 82.56pt)
18位:抜井 亮瑛(奈良県山岳連盟)
 107.35pt(B 25.3pt/L 82.05pt)
19位:楢崎 明智(TEAM au)
 95.24pt(B 10.12pt/L 85.12pt)
20位:渡部 桂太(住友電装)
 93.99pt(B 29.89pt/L 64.1pt)
21位:田中 修太(神奈川大学)
 87.62pt(B 5.06pt/L 82.56pt)

※上位8名が決勝に進出
※上段左から順位、氏名、所属
※下段左からステージポイント(SP)を合算した複合ポイント、各種目のSP(B=ボルダリング、L=リード)

「第4回コンバインドジャパンカップ」大会特設サイト
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CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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