ジャパンカップ3連勝へ。藤井快が首位で決勝進出 リードジャパンカップ2021【男子準決勝】
スポーツクライミングの第34回リードジャパンカップ男子準決勝が27日、千葉県の印西市松山下公園総合体育館で行われ、昨年12月のコンバインド、今年1月のボルダリングとジャパンカップ2連勝中の藤井快が首位で決勝に進出した。
完登者が現れなかった前日の予選に続き、この日もTOPホールドまでたどり着く選手が出ない展開が続く。すると17番手の天笠颯太がゴール取りに迫る高度39+をマークして暫定首位に立つ。その後は23番手の藤井が同高度を計測。予選順位へのカウントバックで天笠を上回り、最後まで首位を守った。
藤井、天笠の他、3年ぶりの公式戦出場となった島谷尚季、昨年大会ファイナリストの村下善乙、昨年2位の吉田智音、同3位の田中修太、今大会予選首位の樋口純裕、初ファイナルとなる百合草碧皇の計8名が、明日13時35分からの男子決勝に駒を進めている。
【原田海コメント】(22位敗退)
「(準決勝の課題は)オブザベーションの段階では得意な印象があったが、昨日の疲労が急に来てしまい力が入らなくなった。リードの練習不足が要因で、持久力が絶対的に足りていない。(1月の)ボルダリングジャパンカップ決勝で左薬指を痛めてしまい、リードの練習は1度しかできていなかった。だいぶ痛みは引いたが、まだ少し痛みがある。これから登り込んでいくしかない」
<準決勝リザルト>
1位:藤井 快(TEAM au)/39+
2位:天笠 颯太(神奈川県山岳連盟)/39+
3位:島谷 尚季(千葉県山岳・スポーツクライミング協会)/37+
4位:村下 善乙(千葉県立柏南高等学校)/37+
5位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)/35+
6位:田中 修太(神奈川大学)/35+
7位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)/34+
8位:百合草 碧皇(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/34+
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9位:中上 太斗(福井県山岳連盟)/34+
10位:楢崎 明智(TEAM au)/34+
11位:大政 涼(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)/33
12位:井上 祐二(福井県山岳連盟)/33
13位:杉本 怜(マイナビ)/31
14位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)/30
15位:本間 大晴(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/29+
16位:緒方 良行(無所属)/28+
17位:大高 伽弥(BaseCamp)/28+
18位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)/28
19位:三根生 仁慈(大阪府山岳連盟)/28
20位:北江 優弥(東京都山岳連盟)/28
21位:小西 桂(慶応義塾大学)/27+
22位:原田 海(日新火災)/27+
23位:小福田 透(岡山県山岳・スポーツクライミング連盟)/25+
24位:川又 玲瑛(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/23+
25位:抜井 亮瑛(金光藤蔭高等学校)/23+
26位:山口 賢人(大阪府山岳連盟)/21
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CREDITS
取材・文 編集部 / 写真 JMSCA / アフロ