野口啓代が2015年大会以来2度目の準決勝敗退

野口啓代、まさかの敗退。野中生萌が予選からの連続全完登で首位キープ ボルダリングジャパンカップ2021【女子準決勝】

 第16回ボルダリングジャパンカップ(以下BJC)の準決勝が31日午前、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場(東京都世田谷区)で行われ、女子は野中生萌が予選からの連続全完登で首位をキープ。一方、11度の大会最多優勝を誇る東京五輪代表の野口啓代は7位に終わり、6名による決勝にあと一歩及ばず敗退となった。

 20名で争われる女子準決勝の序盤は、ランジスタートを決めて数少ない第2課題のゾーン到達者になったジャパンツアー通過勢、20歳の石井未来(みく)が3完登4ゾーンとなって首位に立つ。

 その後は中村真緒、伊藤ふたばが石井を抜いて暫定首位に浮上。圧巻だったのは野中だ。それまで完登者ゼロだった第2課題を7トライ目に登り切り、最終競技者にしてこの課題の初登者になると、残り2課題もTOPホールドに到達し予選からの全完登を維持。首位で決勝に駒を進めた。

BJC決勝初進出となった20歳の石井未来(みく)。

好調の野中生萌。

 まさかの展開となったのが野口。第2課題でゾーンなしに終わったことが大きく響き、これまで第1回大会から出場し14度決勝に進んできた野口が、2015年大会以来2度目の準決勝敗退で自身最後のBJCを終えた。

 決勝はこの後14時5分より、野中、伊藤、中村、石井、谷井菜月、森秋彩の6名による決勝は、この後14時5分より行われる。

【野口啓代コメント】(準決勝7位敗退)
「今日も集中しきれず、気持ちが足りなかった。完登できる課題を1トライ目に落とす能力や、修正力が落ちていると感じる。日々の練習で強くなっている実感はあるが、コンペの課題を一撃する力を練習で付けるのは難しい。反省点がたくさんあったので、克服していきたい。敗退はショックというよりは、仕方がないと受け止めて、今は五輪のためにどうしていくかを考えている。決勝に進出した選手はいい選手ばかり。決勝が楽しみだし、私ももっと頑張りたいと思う」

<準決勝リザルト>

1位:野中 生萌(XFLAG)/4t4z 12 10
2位:伊藤 ふたば(TEAM au)/3t4z 3 6
3位:中村 真緒(青山学院大学)/3t4z 4 11
4位:石井 未来(愛知県山岳連盟)/3t4z 6 16
5位:谷井 菜月(橿原学院高等学校)/3t3z 3 3
6位:森 秋彩(茨城県山岳連盟)/3t3z 3 3
――――――
7位:野口 啓代(TEAM au)3t3z54
8位:中川 瑠(金蘭会高等学校)/3t3z 6 6
9位:倉 菜々子(愛知県山岳連盟)/3t3z 7 3
10位:田嶋 あいか(慶應義塾大学)/3t3z 8 5
11位:松藤 藍夢(神奈川県立新羽高等学校)/2t4z 3 11
12位:阿部 桃子(相模女子大学高等部)/2t3z 3 4
13位:小池 はな(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)/2t3z 4 6
14位:張替 夢乃(東京都山岳連盟)/2t3z 6 8
15位:野部 七海(埼玉県立熊谷工業高等学校)/2t3z 13 16
16位:森 奈央(四日市市立三滝中学校)/2t2z 2 2
17位:葛生 真白(栃木県山岳・スポーツクライミング連盟)/2t2z 5 4
18位:渡邉 沙亜里(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/1t3z 4 8
19位:菊地 咲希(日新火災)/1t3z 5 15
20位:久米 乃ノ華(船橋市立船橋高等学校)/0t1z 0 5

※左から氏名、所属先、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
※上位6名が決勝に進出

「第16回ボルダリングジャパンカップ」大会特設サイト
大会公式掲示板(競技順・成績速報などはこちらから)

CREDITS

取材・文 編集部 / 写真 窪田亮

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